
3分で簡単にわかる!両生類と爬虫類の違いとは?脊椎動物の分類も元塾講師ライターが詳しく解説

ライター/りん
保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、両生類と爬虫類の違いについてわかりやすく解説していく。
両生類と爬虫類って何が違うの?

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両生類と爬虫類は進化の過程も近く、似た雰囲気が多くありますが、分類としては全く異なる生き物です。どのような違いがあるのか順番に見ていきましょう。
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1.生活する場所
両生類は生まれた時から子どもの間は水中で生活し、成長して大人になると水場の近い陸で生活します。基本的に身体が濡れた状態を保つ必要があるので、水場からは離れられません。なぜ水場の近くで生活する必要があるのかは次の項目で詳しく解説します。反対に、爬虫類は生まれた時からずっと陸上で生活することが可能です。
2.呼吸の仕方
両生類は子どもの頃は水中で過ごすのでエラ呼吸です。大人に成長すると陸上で生活することになるので、肺呼吸に変化します。しかし、両生類の肺は単純なつくりなので生きていくのに必要な酸素を賄うことができないのです。そのため、肺呼吸では足りない酸素を皮膚呼吸で補います。
皮膚呼吸は、濡れた肌に空気中の酸素を溶かして体内に取り込む仕組みです。そのため、身体が乾燥してしまうと皮膚呼吸ができなくなるので体内への酸素補給量が足りなくなってしまいます。なので両生類は陸上で生活できるようになっても水場の近い陸から離れられません。
爬虫類は生まれた時から陸上で生活しているので肺呼吸です。エラ呼吸から肺呼吸と皮膚呼吸に変化する両生類。生まれてから死ぬまで肺呼吸の爬虫類。これがそれぞれの呼吸の仕方の違いです。
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