この記事では化粧下地とファンデーションの違いについてみていきます。どちらも肌に塗って使うイメージがあるよな。違いはずばり使用目的のようですが、下地と同じカテゴリーの中にも機能によって名前が違ったり、ファンデーションと下地が一体化しているものなど、調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなベースメイクアイテムの違いを、主婦ライターさやかと一緒に解説していきます。

ライター/さやか

現在、4歳の娘を育てながらライターとして活動中。メイクは昔から色々試してきたが、今はナチュラルメイクに落ち着いている。ちなみに普段のベースメイクは、日焼け止め下地+BBクリーム+パウダーファンデーションの組み合わせがお気に入り。

化粧下地とファンデーションの違いとは?

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「メイクをしてみたいけれど、化粧下地とファンデーションの違いがわからない」そんな方も多いのではないでしょうか。この記事では、化粧下地とファンデーションの違いや、その他のベースメイクアイテムについてわかりやすく解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

化粧下地:ファンデーションの土台

化粧下地「ファンデーションの土台となる、素肌を整えるための化粧品」です。化粧下地を塗ることで、ファンデーションのつきを良くしたり、化粧崩れを起こしにくくすることができます。また、毛穴の凹凸を整えたり、カラーコントロールをして理想的な肌色に近づけたりする効果があるものなど、様々な肌悩みにフォーカスした機能を持つものも。

ファンデーションのように肌に近い色が付いているものもあれば、透明・白・ピンク・ラベンダー色などもあります。

ファンデーション:肌をカバーして整える

ファンデーション「肌の上に塗り、欠点をカバーして美しく見えるよう整えるための化粧品」です。肌に合った色・テクスチャーのものを使用します。色はもちろんのこと、テクスチャーもリキッド・パウダー・クリームなど様々な種類があるので、自分に合ったものを見つけることが大切です。

また、乾燥の気になる季節は保湿力のあるタイプのものを、汗やテカリが気になる季節はそれを補ってくれるタイプのものを、というように使い分ける人も多いですね。

化粧下地とファンデーションに関する疑問を解決!

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化粧下地とファンデーションの使用目的の違いはわかりましたが、その必要性や、自分にはどんなものが合うのか?と疑問に感じる方も多いかもしれません。ここでは、よくある疑問点について解説します。

\次のページで「化粧下地を使うメリットは?」を解説!/

化粧下地を使うメリットは?

化粧下地を使うメリットは、やはり「ファンデーションの効果を引き立てる」ことや「崩れにくくする、もちが良くなる」ということでしょう。

最近では日焼け止めの効果があるものや、美白効果、シワ・毛穴の開き・肌色のくすみなどの改善に効果のあるものも多く、「今日はノーメイクで」という日に、そういった化粧下地を塗るだけでも十分にメイク効果が得られるので、とても便利ですよ。

肌に乗せる時の正しい順番は?

それぞれの使用目的が分かれば自ずと答えも見えてきますが、やはり正しい順番化粧下地が先で、次にファンデーションということになります。ちなみに、化粧下地を塗る前はスキンケアもお忘れなく。

また、化粧下地の後ティッシュオフをするひと手間を加えると、ファンデーションも均一に乗りやすく、その後の崩れなども起きにくくなるのでおすすめです。リキッドやクリームのファンデーションを使う場合も、同じように塗った後にティッシュオフをするとフェイスパウダーなどが綺麗に乗りやすく、崩れにくいですよ。

ベースメイクの順番は、1.スキンケア、2.化粧下地、3.ファンデーションが正しいとされています。

その他のベースメイク用品の特徴と役割

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化粧下地やファンデーションはベースメイク用品の代表的なアイテムですが、他にはどんなものがあるのでしょうか?それぞれの役割や特徴を見ていきましょう。

1.日中美容液:肌の悩みに応じて使うスキンケア系化粧品

日中に使用する美容液のことを指しますが、「美容液」とはスキンケア用品の一種で、化粧水や乳液よりも更に肌の悩みの改善に高い効果を発揮する化粧品のことを指します。例えば「美白」「シワ改善」など、特定の効能・効果に特化していることが一般的です。

日中用、夜用などはその使用用途によって名称が分けられていることが多く、日中用日焼け止め効果化粧下地の効果を兼ねているものも多いので、ベースメイクのアイテムとして使います。

塗る順番としては、化粧水の後日中美容液を浸透させ、必要に応じて乳液などを重ねるのが良いとされていますが、乳液・化粧下地の効果も併せ持っている場合は短縮しても構いません。

\次のページで「2.プライマー:メイクの悩みに応じて使う下地の一種」を解説!/

2.プライマー:メイクの悩みに応じて使う下地の一種

プライマーとは化粧下地の一種ですが、「毛穴の開き」「肌の赤みや色ムラ」「テカリや崩れ」など、メイクをする上で出てくる悩みに特化した化粧下地のことで、顔全体というよりはその悩みの部分に対して使われることが多いです。

コントロールカラーなどもこのカテゴリーに含まれます。コントロールカラーはラベンダー・ピンク・ミントグリーンなどの色をしており、色の性質を利用して肌の色を美しく見せるための下地です。

ほか、ポアカバーなどと呼ばれる毛穴部分専用のものや、テカリ・崩れ防止に強いオイルコントロール系のものなどがあります。

3.BBクリーム:カバー力のある多機能オールインワン化粧品

BBクリームは、化粧下地・ファンデーション・美容液・保湿液・UVカット機能などを有するオールインワン化粧品です。

BBとは「Blemish Balm=傷を隠す香油」の頭文字から取られており、元々はドイツの皮膚科医がピーリング後のデリケートな肌の赤みをカバーするために作った医療用の軟膏が始まりとされています。

そのため高いカバー力があるにも関わらず肌への負担が少なく、しかも多くのアイテムの効果を兼ねているので時短にもなる、優れたベースメイク用品です。

4.CCクリーム:化粧下地と美容液の効果を兼ねたオールインワン化粧品

CCクリーム化粧下地・美容液・UVカットなどの機能を併せ持つオールインワン化粧品の一種です。BBクリームメイクアップの効果が高いのに対し、CCクリームはメイクアップよりスキンケア効果に重きを置いているものと言えるでしょう。そのため、カバー力はBBクリームと比べるとやや弱いというのが一般的のようです。

CCに含まれる意味ははっきりとした定義はないようですが、「care(ケア)」「control(コントロール)」「Complexion Correction(顔色補正)」「Couleur Control(肌色コントロール)」などの意味があると言われています。

機能はメーカーなどによってバラつきがあり、日中美容液と同じ位置付けであったり、BBクリームと変わらないカバー力があったりするものもあるようです。

5.コンシーラー:シミ・そばかす・クマなどをカバーする

コンシーラーは、シミ・そばかす・目元のクマ・ニキビあと・小鼻の周りの赤みなどを隠すために使う化粧品です。

塗る順番としては、リキッドやクリーム系のファンデーションを使う場合はファンデーションの後に、パウダー状のファンデーションを使う場合は化粧下地を塗ったあとファンデーションを塗る前に使う、というのが一般的。要は、粉状のものを使う場合はその前にコンシーラーを使う、粉の上からはコンシーラーは塗らない、ということのようですね。

6.ハイライト:光を集めて顔を立体的に見せる

ハイライトは、おでこ・鼻の頭・あごなど、顔の高い位置に乗せるパウダーで、ファンデーションよりも明るい色のもの、ラメなど光を集める成分が入っているものなどが一般的。ファンデーションの仕上げにハイライトを乗せることで、顔の高い位置に光が集まり、顔を立体的に見せることができるという、いわば「目の錯覚」を利用するアイテムです。

このハイライトとセットで、輪郭の周りにワントーン暗い色を乗せてのようにする「シェーディング」と呼ばれるものもあります。これらは、ファンデーションやフェイスパウダーで肌を整えた後、最後に乗せるというのが一般的です。

7.フェイスパウダー:ベースメイクの仕上げに余分な油分を吸収する

フェイスパウダーは、ベースメイクの仕上げとして最後に使うパウダーです。主に、リキッド状・クリーム状のファンデーションを使用した場合に使います。

パウダーファンデーションの場合は使う必要はあまりありませんが、テカリが気になる場合などは部分的に使用するとメイクの持ちが良くなることもあるので、自分の肌の状態や季節・湿度などに応じて使用すると良いでしょう。

\次のページで「化粧下地はファンデーションの土台、ファンデーションは肌を美しく見せる役割のもの」を解説!/

【代表的なベースメイク用品と、肌に乗せる順番】
1.日中美容液
2.化粧下地・プライマー
3.コンシーラー
4.(パウダー)ファンデーション
5.フェイスパウダー
6.ハイライト

ベースメイクだけでもたくさんのアイテムがありますが、全部を使わなくても大丈夫です!自分の肌に合うかはもちろん、ライフスタイルに合わせ、無理なく楽しめそうな方法を見つけましょう。

化粧下地はファンデーションの土台、ファンデーションは肌を美しく見せる役割のもの

メイクは奥が深いもの。メイクをすることで気分を上げることができたり、エンジンがかからない朝でも気持ちの切り替えができたりします。それぞれのアイテムの役割を知って、今の自分にしっくりくるメイク方法を見つけると、メイクの時間も日々の生活も楽しくなりますよ。

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雑学

3分でわかる!化粧下地とファンデーションの違いとは?どちらも必要?使用順やBB・CCクリームとの違いも主婦ライターがわかりやすく解説!

この記事では化粧下地とファンデーションの違いについてみていきます。どちらも肌に塗って使うイメージがあるよな。違いはずばり使用目的のようですが、下地と同じカテゴリーの中にも機能によって名前が違ったり、ファンデーションと下地が一体化しているものなど、調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなベースメイクアイテムの違いを、主婦ライターさやかと一緒に解説していきます。

ライター/さやか

現在、4歳の娘を育てながらライターとして活動中。メイクは昔から色々試してきたが、今はナチュラルメイクに落ち着いている。ちなみに普段のベースメイクは、日焼け止め下地+BBクリーム+パウダーファンデーションの組み合わせがお気に入り。

化粧下地とファンデーションの違いとは?

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「メイクをしてみたいけれど、化粧下地とファンデーションの違いがわからない」そんな方も多いのではないでしょうか。この記事では、化粧下地とファンデーションの違いや、その他のベースメイクアイテムについてわかりやすく解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

化粧下地:ファンデーションの土台

化粧下地「ファンデーションの土台となる、素肌を整えるための化粧品」です。化粧下地を塗ることで、ファンデーションのつきを良くしたり、化粧崩れを起こしにくくすることができます。また、毛穴の凹凸を整えたり、カラーコントロールをして理想的な肌色に近づけたりする効果があるものなど、様々な肌悩みにフォーカスした機能を持つものも。

ファンデーションのように肌に近い色が付いているものもあれば、透明・白・ピンク・ラベンダー色などもあります。

ファンデーション:肌をカバーして整える

ファンデーション「肌の上に塗り、欠点をカバーして美しく見えるよう整えるための化粧品」です。肌に合った色・テクスチャーのものを使用します。色はもちろんのこと、テクスチャーもリキッド・パウダー・クリームなど様々な種類があるので、自分に合ったものを見つけることが大切です。

また、乾燥の気になる季節は保湿力のあるタイプのものを、汗やテカリが気になる季節はそれを補ってくれるタイプのものを、というように使い分ける人も多いですね。

化粧下地とファンデーションに関する疑問を解決!

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化粧下地とファンデーションの使用目的の違いはわかりましたが、その必要性や、自分にはどんなものが合うのか?と疑問に感じる方も多いかもしれません。ここでは、よくある疑問点について解説します。

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