今回はおかっぱとボブの違いがテーマです。どちらも女性向けのヘアスタイルですが、おかっぱは小さい女の子向けの昔ながらの髪型で、ボブは現代の成人女性向けの髪型というイメージが強いと思う。
ですが、おかっぱは今でも定番のヘアスタイルとして愛されているし、見方を変えればボブの一種とも言える。そんなおかっぱとボブの違いと共通点について、雑学好きライター・ねぼけねこと一緒に解説していきます。

ライター/ねぼけねこ

法学部出身。某大組織での文書作成・広報部門での業務に10年以上従事し、IT・プログラミング分野の歴史にも詳しい。

おかっぱとボブの違いをざっくり解説

おかっぱとボブは、どちらも女性向けの短い髪型という点は同じです。しかし、細かく見ていくとさまざまな点が異なっています。まずは髪型の作り方や毛先の形状など、両者の違いをざっくり解説していきましょう。

おかっぱ:肩口までの長さで切り揃えた髪

image by iStockphoto

おかっぱは、髪の毛を耳の下や肩口あたりで切り揃えたヘアスタイルです。

毛先は特に手を加えません。前髪も切りそろえますし、後ろ髪も同様に襟足のあたりでまっすぐに切るというのが、おかっぱ頭の伝統的なスタイルと言えるでしょう。しかし最近は毛先をカールさせたり、段をつけたりとさまざまなバリエーションが見られます。

おかっぱというと、日本の女性の古い髪型というイメージがあるでしょう。しかし、清潔感や幼げな印象を見る人に与えるという利点があり、小顔効果やスタイリングのしやすさもあって現在でも人気があります。古いのは「おかっぱ」という名称だけです。

ボブ:肩より上までの長さで切り揃えて膨らみを持たせた髪

ボブはさまざまなバリエーションがありますが、顎のライン・あるいは肩より上あたりの長さで髪を切りそろえて、後ろに少し膨らみを持たせた形が最も一般的です。いわばこれがボブの原型で、後述するようにここからさまざまなアレンジが加わります。

毛先の形状も、まっすぐ・カール・外ハネ・内巻きなどが可能です。見る人にフェミニンな印象を与え、小顔効果が期待できスタイリングも簡単なことから、全世界中の女性から愛されているヘアスタイルだといえるでしょう。

アレンジのやり方にもよりますが、おかっぱよりはスタイリングに少し手間がかかります。それでも気分や顔の形にあわせてさまざまなバリエーションが楽しめる点は大きな魅力です。

おかっぱとボブの長所

おかっぱとボブに共通する長所は、スタイリングが簡単であり、小顔効果が期待できることです。また、特におかっぱについては相手に清潔感や幼い印象を与えますし、ボブはさまざまなシーンに似合う点や、フェミニンな印象を与える点も見逃せません。

どちらの髪型が自分に合っているかは、顔の形や好みによって異なります。例えば忙しい女性にはボブがおすすめで、毛先をまっすぐにするだけですっきりとまとめられるのは大きな利点です。

\次のページで「おかっぱ:多くの人に似合う」を解説!/

おかっぱ:多くの人に似合う

おかっぱは、前髪を額に垂らして後ろ髪を襟足で切りそろえた髪型で、清潔感があり小顔効果も期待できるため人気があります。またおかっぱは顔の形を選ばないため多くの人に似合うのに加え、髪の量を減らすことができる点は特に髪の量が多い人にとって大きなメリットでしょう。

また、おかっぱはスタイリングが簡単で時間もかかりません。ドライヤーで髪を乾かすだけで簡単にセットできますし、ヘアアイロンなどを使って毛先を外ハネや内巻きにしたりできる手軽さも魅力です。

さらに、おかっぱはどんなシーンでも似合う髪型で、普段使いはもちろんフォーマルなシーンでも違和感を与えません。運動をしても崩れにくいため、アクティブな女性にも向いています。

ボブ:ケアしやすく軽やかなイメージ

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肩より上の長さで切り揃えたボブは、見る人にフェミニンな印象を与え、小顔効果も期待できます。髪の量が多い人でもボブにすることで軽さを出すことが可能で、軽やかですっきりとした雰囲気を作り出せるのは大きな魅力です。

また、ボブは髪が短いためケアがしやすいという長所があります。ドライヤーで乾かすだけで簡単にセットすることができ、スタイリング剤を使わなくても自然な仕上がりになるので手間がかかりません。

ボブもまた、おかっぱと同様に普段使いでもフォーマルなシーンでも違和感がなく、さらに運動しても崩れにくいので扱いやすいというメリットがあります。

おかっぱとボブの種類とバリエーション

ここまでで、おかっぱとボブのそれぞれの特徴や長所について説明しました。しかし実際におかっぱやボブにしている人は、ほとんどの場合、髪型に何らかのアレンジを加えているものです。よってひと言でおかっぱ・ボブと言っても、現実にはさまざまなバリエーションが存在しています。

ではどのような種類とバリエーションが存在しているのか、以下ではショートボブとロングボブ・おかっぱ(ワンレンボブ)とおかっぱボブ・切りっぱなしボブ・タンバルモリを例に挙げて説明しましょう。

1.ショートボブ・ロングボブ

ボブの一種であるショートボブは、髪の毛が顎のラインより少し短めのヘアスタイルで、抜群の小顔効果があり、スタイリッシュな印象を与えるのが魅力です。反対に、鎖骨のラインあたりまでの長さの場合はロングボブとなり、エレガントな印象を相手に与える効果があります。

このように、毛先がどの位置に来るかで、人の印象は大きく変わるものです。ショートボブとロングボブの中間であるミディアムボブの場合は、肩のラインあたりまでの長さになりますが、大人らしさと可愛らしさを兼ね備えた雰囲気を演出できるでしょう。

2.おかっぱ(ワンレンボブ)・おかっぱボブ

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現在、「おかっぱ」はボブの一種として捉えられています。呼称もおかっぱではなくワンレンボブとなっており、これはボブの中でも毛先の長さが均一なスタイルで、清潔感とシンプルさが特徴です。

さらに「おかっぱボブ」という名称のヘアスタイルもあります。前髪を額に垂らし、後髪を肩より上で切りそろえたもので、おかっぱの清潔感とボブのフェミニンさを兼ね備えた髪型といえるでしょう。

いずれも、スタイリングやアレンジが簡単にできるという長所を持っています。普段使いでもフォーマルシーンでも違和感がなく、運動をしても崩れにくい点は何よりの魅力です。

3.切りっぱなしボブ

次に「切りっぱなしボブ」もご紹介します。おかっぱやボブも基本的にはとても単純なヘアスタイルですが、切りっぱなしボブはさらにシンプルで、毛先を切りそろえただけのものです。見る人に自然でナチュラルな印象を与えるという特徴があります。

よってスタイリングも簡単で、ドライヤーで髪を乾かすだけで簡単にセット可能です。アレンジを加えたいなら、ヘアアイロンで前髪にカールをつけたり、毛先を外ハネにするなどのやり方が考えられます。シーンを選ばず、運動にも向いている点もおかっぱ・ボブと同じです。

\次のページで「4.タンバルモリ」を解説!/

4.タンバルモリ

ボブの一種で、韓国発とされているヘアスタイルとしてタンバルモリがあります。前髪を額に下ろし、後ろ髪を肩より上で切りそろえた髪型で、清潔感とかわいらしさを演出できるのが魅力です。

この髪型は、韓国のアイドルや女優がよく髪型として取り入れていることから、近年、日本でも人気が高まっています。顔の形を選ばない・小顔効果が期待できる・髪の量が多い人もすっきりした印象を与えられるなど点が大きな長所です。

もちろん、他のおかっぱやボブと同じくスタイリングもアレンジも簡単なことから、多くの女性に愛されています。

おかっぱはボブの一種になりつつある

「おかっぱ」と「ボブ」の違いを説明してきましたが、最近はおかっぱもボブの一種として捉えられるようになっています。もともとボブのバリエーションの中にはおかっぱと変わらないものもありますし、おかっぱにアレンジを加えればボブの一種になるからです。

おかっぱという言葉はやや古めかしく感じられますが、このような日本の昔ながらのヘアスタイルも、ボブの一種として今も愛され続けているといえるでしょう。

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簡単でわかりやすい!おかっぱとボブの違いは?長所やバリエーションも雑学好きライターが詳しく解説

今回はおかっぱとボブの違いがテーマです。どちらも女性向けのヘアスタイルですが、おかっぱは小さい女の子向けの昔ながらの髪型で、ボブは現代の成人女性向けの髪型というイメージが強いと思う。
ですが、おかっぱは今でも定番のヘアスタイルとして愛されているし、見方を変えればボブの一種とも言える。そんなおかっぱとボブの違いと共通点について、雑学好きライター・ねぼけねこと一緒に解説していきます。

ライター/ねぼけねこ

法学部出身。某大組織での文書作成・広報部門での業務に10年以上従事し、IT・プログラミング分野の歴史にも詳しい。

おかっぱとボブの違いをざっくり解説

おかっぱとボブは、どちらも女性向けの短い髪型という点は同じです。しかし、細かく見ていくとさまざまな点が異なっています。まずは髪型の作り方や毛先の形状など、両者の違いをざっくり解説していきましょう。

おかっぱ:肩口までの長さで切り揃えた髪

image by iStockphoto

おかっぱは、髪の毛を耳の下や肩口あたりで切り揃えたヘアスタイルです。

毛先は特に手を加えません。前髪も切りそろえますし、後ろ髪も同様に襟足のあたりでまっすぐに切るというのが、おかっぱ頭の伝統的なスタイルと言えるでしょう。しかし最近は毛先をカールさせたり、段をつけたりとさまざまなバリエーションが見られます。

おかっぱというと、日本の女性の古い髪型というイメージがあるでしょう。しかし、清潔感や幼げな印象を見る人に与えるという利点があり、小顔効果やスタイリングのしやすさもあって現在でも人気があります。古いのは「おかっぱ」という名称だけです。

ボブ:肩より上までの長さで切り揃えて膨らみを持たせた髪

ボブはさまざまなバリエーションがありますが、顎のライン・あるいは肩より上あたりの長さで髪を切りそろえて、後ろに少し膨らみを持たせた形が最も一般的です。いわばこれがボブの原型で、後述するようにここからさまざまなアレンジが加わります。

毛先の形状も、まっすぐ・カール・外ハネ・内巻きなどが可能です。見る人にフェミニンな印象を与え、小顔効果が期待できスタイリングも簡単なことから、全世界中の女性から愛されているヘアスタイルだといえるでしょう。

アレンジのやり方にもよりますが、おかっぱよりはスタイリングに少し手間がかかります。それでも気分や顔の形にあわせてさまざまなバリエーションが楽しめる点は大きな魅力です。

おかっぱとボブの長所

おかっぱとボブに共通する長所は、スタイリングが簡単であり、小顔効果が期待できることです。また、特におかっぱについては相手に清潔感や幼い印象を与えますし、ボブはさまざまなシーンに似合う点や、フェミニンな印象を与える点も見逃せません。

どちらの髪型が自分に合っているかは、顔の形や好みによって異なります。例えば忙しい女性にはボブがおすすめで、毛先をまっすぐにするだけですっきりとまとめられるのは大きな利点です。

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