3分で簡単にわかる!流産と死産の違いとは?自然流産の種類も元保育士ライターが詳しく解説
ライター/りん
保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。保育士として働いた経験を活かし、流産と死産の違いについてわかりやすく解説していく。
流産と死産って何が違うの?
「流産」と「死産」は両方赤ちゃんが生まれる前に亡くなるという点では同じですが、それぞれその時の赤ちゃんの状況によって使い分けられています。どのような違いがあるのか順番に見ていきましょう。
流産:妊娠22週未満
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流産とは妊娠22週未満(6ヶ月未満)で赤ちゃんが亡くなってしまった場合に使われます。法律の定義としては妊娠12週未満(4ヶ月未満)で赤ちゃんが亡くなること、と定められているようです。
流産の多くの場合、初期流産といって妊娠5〜6週で赤ちゃんが亡くなり、原因は赤ちゃんの染色体異常の確率が高くなっています。この時、母親がどのように過ごしていたのか、生活の仕方はあまり関係ないとされているのです。
流産には2つの種類があり、自然流産と人工流産に分けることができます。自然流産とは自然に流産してしまうこと、人工流産とは人工的に流産を促して流産を起こすことをいい、中絶という言い方もされていますね。
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死産:妊娠22週以降
死産とは妊娠22週以降(6ヶ月以降)で赤ちゃんが亡くなってしまった場合に使われます。法律の定義としては、妊娠12週以降(4ヶ月以降)に赤ちゃんが亡くなること、と定められているようです。
流産と違い、死産は死産届の提出や社会保険の手続きなど役所の手続きがいろいろとあるため注意が必要となります。身体的にも精神的にも辛い状況かと思いますが、手続きの期限も決まっているため可能ならば周りのサポートを受けながら必ず手続きを行いましょう。
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