この記事では、「関係代名詞」と「関係副詞」の違いについてみていきます。両方とも英語で単語を説明する時に使われる。「関係○○」と名前も似ているが、どのような役割の違いがあるのでしょうか。今回はそれぞれの使い方の違いについてと、関係副詞の使い分けについて元塾講師ライターりんと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、関係代名詞と関係副詞の違いについてわかりやすく解説していく。

関係代名詞と関係副詞って何が違うの?

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関係代名詞と関係副詞。どちらも似たような名前で、文章の中で名詞を修飾する時につなぎの役割をもっています。しかし、それぞれの使い方には違いがあるのです。どのように違うのか具体例も入れながら順番に見ていきましょう。

関係代名詞:関係詞の後ろに不完全な文がくる

関係代名詞の後ろにくる説明文は、単語が抜けていてその説明文だけでは文章が成り立ちません。関係代名詞や関係副詞で修飾したい単語のことを「先行詞」と言います。関係代名詞の後ろに続く説明文には先行詞が含まれた内容の文章が続き、先行詞は省略されてしまうので、不完全な文章が続くことになるのです。説明だけではわかりづらいと思うので、例文を見てみましょう。

The boy who studies English is my brother.
(英語を勉強している男の子は私の弟だ。)

こちらの文章では、メインとなる文章がThe boy is my brotherで関係代名詞whoを使いThe boyが修飾されています。

The boy (who studies English) is my brother.
→The boy is my brother. + The boy studies English.
(その男の子は私の弟だ。その男の子は英語の勉強をしている。)

修飾に使われている文章はThe boy studies Englishです。メインの文章にも修飾の文章にもThe boyが共通して入っているため、whoの後ろの修飾文に使われているThe boyは省略されます。そのため、関係代名詞の後ろにくる文章は不完全な文なのです。

関係副詞:関係詞の後ろに完全な文がくる

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関係副詞の後ろにくる説明文は、何も単語が抜けていない完全な文章がつきます。こちらはこの説明文だけでも文章の意味がきちんと成立するのです。関係副詞の後ろに続く説明文には先行詞が含まれておらず、完全に独立した文章で修飾しています。そのため関係代名詞とは異なり省略される単語がないのです。こちらも例文と合わせて見ていきましょう。

This is the house where we live.
(これが私たちが住んでいる家だ。)

こちらの文章では、メインとなる文章がThis is the houseで関係副詞whereを使いthe houseが修飾されています。

This is the house (where we live).
→This is the house. + we live in the house.
(これがその家だ。私たちはこの家に住んでいる。)

修飾に使われている文章はwe liveです。2つ目の文章に注目すると、先行詞のhouseがin(接続詞)でつながっています。そのため、先行詞を省略しても違和感のない完全な文章になるのです。

関係副詞の使い方

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関係副詞には「when」「where」「why」「how」の4つの種類がありそれぞれ使われる先行詞に違いがあります。どのような使い方があるのか順番に見ていきましょう。

1.when:時間の説明

「when」は時間に関係する先行詞を修飾する時に使われます。例えば「day」や「time」などが先行詞に挙げられるでしょう。それでは「day」を使った例文を使って解説していきます。

I remember the day when we played the piano together.
(私は初めて一緒にピアノを弾いた日のことを覚えている。)

こちらの文章では、メインとなる文章がI remember the dayで関係副詞whenを使いthe dayが修飾されています。

I remember the day (when we played the piano together).
→I remember the day.+ We played the piano together in the day.
(私はその日を覚えている。私たちはその日にピアノを一緒に弾いた。)

修飾に使われている文章はwe played the piano togetherです。2つ目の文章に注目すると、先行詞のthe dayがin(接続詞)でつながっています。前述したThis is the house where we live.と同じ作りですね。接続詞でつながっているため、先行詞を省略しても完全な文が成り立ちます。

\次のページで「2.where:場所の説明」を解説!/

2.where:場所の説明

「where」は場所に関係する先行詞を修飾する時に使われます。例えば先ほどの例文で出てきた「house」や「place」などが先行詞に挙げられるでしょう。「house」の例文は解説したので、次は「place」を使った例文を見てみたいと思います。

This is the place where we first met.
(ここは私たちが初めて会った場所だ。)

こちらの文章では、メインとなる文章がThis is the placeで関係副詞whereを使いthe placeが修飾されています。

This is the place (where we first met).
→This is the place. + We first met in the place.
(この場所だ。私たちはこの場所で初めて会った。)

修飾に使われている文章はwe first metです。2つ目の文章に注目すると、先行詞のthe placeがin(接続詞)でつながっているため、先行詞を省略しても完全な文が成り立ちます。

3.why:理由の説明

「why」は理由に関係する先行詞を修飾する時に使われます。主に「the reason」が先行詞に挙げられることが多いです。それでは例文を使って解説していきます。

This is the reason why I can come here.
(これが私がここに来ることができた理由です。)

こちらの文章では、メインとなる文章がThis is the reasonで関係副詞whyを使いthe reasonが修飾されています。また、関係副詞whyは省略することも可能です。例えば上記例文だとこのようになります。

This is why I can come here.
(これが私がここに来ることができた理由です。)

the reasonが省略されても文章の意味は変わりません。

\次のページで「4.how:方法の説明」を解説!/

I don't know why he didn't come here.
(私にはなぜ彼がここへ来なかったのかわかりません。)
(私には彼がここへ来なかった理由がわかりません。)

whyをなぜと訳すこともできます。全体の文章を見ながら「〜理由です」と「なぜ」どちらでもバランスの良い方を使ってみてください。

4.how:方法の説明

「how」は方法に関係する先行詞を修飾する時に使われます。主に「the way」が先行詞に挙げられることが多いのですが、他の関係副詞のようにthe way how〜とはあまり使われません。基本的に「the way」または「how」それぞれ単体で使われます。どのような感じか例文を使って見ていきましょう。

I know (the way) how she came here.
I know the way (how) she came here.
(私は彼女がどのようにここへ来たか知っている。)

こちらの文章では、メインとなる文章がI knowで関係副詞howを使いthe wayが修飾されています。しかし、上記で説明したように基本的にはthe wayかhowのどちらか片方は省略されるので例文のような形となるのです。

関係代名詞と関係副詞は関係詞の後ろに来る文章の形が異なる

関係代名詞と関係副詞はどちらも名詞を修飾するのに使われるので最初は見分けるのが難しいかもしれません。慣れないうちは2つの文章に分けて考えてみると後ろにつながる文章の形の違いが理解しやすいでしょう。繰り返し文章を読んでいくうちに少しずつ身に付いてくると思います。先行詞は何なのか、どのような形で修飾しているのか考えてみてください。

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3分で簡単にわかる!関係代名詞と関係副詞の違いとは?使い分けや例文も元塾講師ライターが詳しく解説

この記事では、「関係代名詞」と「関係副詞」の違いについてみていきます。両方とも英語で単語を説明する時に使われる。「関係○○」と名前も似ているが、どのような役割の違いがあるのでしょうか。今回はそれぞれの使い方の違いについてと、関係副詞の使い分けについて元塾講師ライターりんと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、関係代名詞と関係副詞の違いについてわかりやすく解説していく。

関係代名詞と関係副詞って何が違うの?

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関係代名詞と関係副詞。どちらも似たような名前で、文章の中で名詞を修飾する時につなぎの役割をもっています。しかし、それぞれの使い方には違いがあるのです。どのように違うのか具体例も入れながら順番に見ていきましょう。

関係代名詞:関係詞の後ろに不完全な文がくる

関係代名詞の後ろにくる説明文は、単語が抜けていてその説明文だけでは文章が成り立ちません。関係代名詞や関係副詞で修飾したい単語のことを「先行詞」と言います。関係代名詞の後ろに続く説明文には先行詞が含まれた内容の文章が続き、先行詞は省略されてしまうので、不完全な文章が続くことになるのです。説明だけではわかりづらいと思うので、例文を見てみましょう。

The boy who studies English is my brother.
(英語を勉強している男の子は私の弟だ。)

こちらの文章では、メインとなる文章がThe boy is my brotherで関係代名詞whoを使いThe boyが修飾されています。

The boy (who studies English) is my brother.
→The boy is my brother. + The boy studies English.
(その男の子は私の弟だ。その男の子は英語の勉強をしている。)

修飾に使われている文章はThe boy studies Englishです。メインの文章にも修飾の文章にもThe boyが共通して入っているため、whoの後ろの修飾文に使われているThe boyは省略されます。そのため、関係代名詞の後ろにくる文章は不完全な文なのです。

関係副詞:関係詞の後ろに完全な文がくる

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関係副詞の後ろにくる説明文は、何も単語が抜けていない完全な文章がつきます。こちらはこの説明文だけでも文章の意味がきちんと成立するのです。関係副詞の後ろに続く説明文には先行詞が含まれておらず、完全に独立した文章で修飾しています。そのため関係代名詞とは異なり省略される単語がないのです。こちらも例文と合わせて見ていきましょう。

This is the house where we live.
(これが私たちが住んでいる家だ。)

こちらの文章では、メインとなる文章がThis is the houseで関係副詞whereを使いthe houseが修飾されています。

This is the house (where we live).
→This is the house. + we live in the house.
(これがその家だ。私たちはこの家に住んでいる。)

修飾に使われている文章はwe liveです。2つ目の文章に注目すると、先行詞のhouseがin(接続詞)でつながっています。そのため、先行詞を省略しても違和感のない完全な文章になるのです。

関係副詞の使い方

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関係副詞には「when」「where」「why」「how」の4つの種類がありそれぞれ使われる先行詞に違いがあります。どのような使い方があるのか順番に見ていきましょう。

1.when:時間の説明

「when」は時間に関係する先行詞を修飾する時に使われます。例えば「day」や「time」などが先行詞に挙げられるでしょう。それでは「day」を使った例文を使って解説していきます。

I remember the day when we played the piano together.
(私は初めて一緒にピアノを弾いた日のことを覚えている。)

こちらの文章では、メインとなる文章がI remember the dayで関係副詞whenを使いthe dayが修飾されています。

I remember the day (when we played the piano together).
→I remember the day.+ We played the piano together in the day.
(私はその日を覚えている。私たちはその日にピアノを一緒に弾いた。)

修飾に使われている文章はwe played the piano togetherです。2つ目の文章に注目すると、先行詞のthe dayがin(接続詞)でつながっています。前述したThis is the house where we live.と同じ作りですね。接続詞でつながっているため、先行詞を省略しても完全な文が成り立ちます。

\次のページで「2.where:場所の説明」を解説!/

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