
簡単でわかりやすい!砂丘と砂漠の違いとは?成り立ちや種類、日本三大砂丘も雑学大好き図書館司書が詳しく解説

ライター/ひろみ
図書館司書として勤務18年目の主婦ライター。利用者から寄せられるさまざまな疑問に答えるため、日々尽力している。
砂丘と砂漠の違い

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砂丘と砂漠の違いを説明できますか?どちらに対しても「大量の砂、暑い、ラクダ、乾燥」のようなキーワードが思い浮かびますね。ここでは、砂丘と砂漠はそれぞれどういうところを指すのかくわしくみていきます。
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砂丘:風で運ばれた砂でできた丘
砂丘は風によって運ばれてきた砂が積もって丘のようになっている地形のことを指します。風が運べないような大きな岩は砂丘にはありません。砂が多く、風が強く吹き、比較的乾燥している場所にできます。ただし、乾燥しているのは表面の砂だけ。内部には水分があるため、植物も自生しています。
砂漠:降雨量が少ない地域
砂漠は降雨量が非常に少なく、砂や岩石が多く露出している広大な荒地です。年間の降雨量が250mm以下または蒸発量が降雨量を上回る乾燥した地域を指します。水分が少ないため、オアシス以外では植物がほとんど育ちません。
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1.海岸砂丘・河畔砂丘・内陸砂丘
砂丘ができる場所により分類されています。海岸や河口付近にできる砂丘が海岸砂丘で、日本にある砂丘の多くがこの海岸砂丘です。河畔砂丘は大きな河川付近につくられます。埼玉県加須市にある志多見砂丘は利根川流域に発達した日本国内最大の河畔砂丘。内陸砂丘は砂漠などの内陸部で形成されるため、日本には存在しません。
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