今回はラウンジとスナックの違いを解説していきます。社会人になると利用する機会も増える夜の店。上司に連れられて、初めて経験した人もいるのではないでしょうか。夜の店にはたくさんの種類があり、サービス内容や料金が異なっている。違いを知ることで、一緒にいる人やシーンに合った店選びができるようになるよな。今回はそんな大人の遊びには欠かせない夜の店の違いを、定義から確認しつつ、元キャバクラ嬢ライターの篠崎まおと一緒に解説していきます。

ライター/篠崎まお

元キャバクラ嬢の文学部卒ライター。お酒と賑やかな場所が大好き。今回は自身の経験をもとに、わかりやすく解説していく。

違いその1.定義

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どちらも女性とお酒を楽しむお店というイメージがあると思いますが、ラウンジとスナックは異なる点がいくつかあります。まずはそれぞれのお店の定義からみていきましょう。

ラウンジ:女性の隣でお酒を楽しむお店

ラウンジはキャバクラとバーの中間で、気軽に立ち寄ることができるカジュアルなイメージのお店です。男性客の隣に女性スタッフが座り、一緒にお酒を楽しみます。

女性スタッフは「ラウンジ嬢」と呼ばれ、店によってはラウンジ嬢がお酒を提供してくれ、タバコに火をつけてくれるサービスも。一般的には男性スタッフ(黒服)がサービスを行ってくれることが多いため、ラウンジ嬢とはお酒と会話を楽しむというイメージです。

スナック:カウンター越しにママとお酒を楽しむお店

スナックは男性客の隣には座らず、カウンター越しに女性スタッフが接客するお店です。カラオケがあるお店が多く、お酒を飲みながら会話や歌を楽しみます。

スナックには「ママ」がいるので、ママによってお店の雰囲気が異なるのが大きな特徴。「ママ」や「チーママ」のもとで女性が働き、店全体で協力して売り上げを上げているイメージです。地域密着型の個人店が多いため、地元の人が常連として通っています。

キャバクラとの違いは?

キャバクラもラウンジと同じように男性客の隣に座り、女性スタッフ(キャバクラ嬢)とお酒を楽しむお店です。高級感のある店内にはカウンターやソファー席が設置されていて、店内は暗めの落ち着いた雰囲気となっています。

ドレスを身にまとったキャバクラ嬢が接客してくれ、接待などの大事な場面や歓送迎会で使われることが多いです。1時間単位で料金が決まり、指名をしたりボトルを入れたりすると料金が加算されていきます。

\次のページで「違いその2.女性スタッフ」を解説!/

違いその2.女性スタッフ

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ここまでラウンジとスナックの定義を解説してきました。では実際にどのような女性が働いているのでしょうか。ここからは女性の仕事内容や服装などを解説していきます。

ラウンジ:容姿のレベルが高い

ラウンジでは「ラウンジ嬢」と呼ばれる女性スタッフが働いており、男性客と一緒にお酒を楽しみます。ラウンジがたくさんある場所で有名な東京の恵比寿や西麻布では、女優の卵やモデルの卵が働いていることも。ですので求められる容姿のレベルは高くなっています。

一般的にヘアセットは必須ではなく、私服(ワンピースのような綺麗めな服)で出勤できるので、ラウンジ嬢は自由度の高いお仕事です。接待をするというより、ワイワイとお酒を楽しむというイメージかもしれませんね。

スナック:接客力や愛嬌が重視される

スナックではママが店を仕切っており、女性はママのもとで働きます。店全体で協力して売り上げを上げるため、容姿よりも接客力や愛嬌が重要です。男性客の年齢層が高めなので、お客さんの年齢に合わせた会話やカラオケ曲を知っていると喜ばれます。

女性の服装はお店によって違いますが、ワンピースやスカートなどの女性らしい服装をしている人が多いです。お店の雰囲気やママに合わせる必要はありますが、スナックも比較的自由度の高いお仕事ですね。

違いその3.料金

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夜のお店に行くときに、特に気になるのが料金ではないでしょうか。知らずにお店に入り、高額な請求がきてしまったら怖いですよね。ここからはお店の料金設定や、追加料金のシステムなどを解説していきます。

ラウンジ:セット料金制

ラウンジはセット料金制です。1時間5,000円〜20,000円が相場で、時間を超えると延長料金が加算されます。セット料金には自由に飲めるハウスボトル(ウイスキーや焼酎が多い)やおつまみがセットになっていて、ラウンジ嬢のドリンクは別料金です。また、気に入ったラウンジ嬢を指名すると指名料金もかかります。

スナック:比較的安いセット料金制

スナックもセット料金制のお店が多く、2,000円〜5,000円ほどの比較的安い値段でお酒を楽しむことができます。時間制限はお店によって様々で、無制限のお店もあるようです。スナックの特徴であるカラオケの料金は、1曲200円〜400円の場合やセット料金に含まれていて歌い放題の場合もあります。

\次のページで「違いを知って店選びに役立てよう!」を解説!/

違いを知って店選びに役立てよう!

ここまでラウンジとスナックの違いをみてきましたが、1番の違いは女性スタッフが隣に座るかカウンター越しかというところではないでしょうか。これは風営営業の許可による「接待」か、飲食店の「接客」かによるものでしたね。大人になると夜のお店に行く機会も増え、店選びを任されることもあるかもしれません。そんなときに違いを知っておくことで、シーンや相手に合わせた店を選ぶことができますね。今回の記事を、店選びに役立ててもらえたら嬉しいです。

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雑学

簡単でわかりやすい!ラウンジとスナックの違い!キャバクラとの違いも元キャバクラ嬢ライターが詳しく解説

今回はラウンジとスナックの違いを解説していきます。社会人になると利用する機会も増える夜の店。上司に連れられて、初めて経験した人もいるのではないでしょうか。夜の店にはたくさんの種類があり、サービス内容や料金が異なっている。違いを知ることで、一緒にいる人やシーンに合った店選びができるようになるよな。今回はそんな大人の遊びには欠かせない夜の店の違いを、定義から確認しつつ、元キャバクラ嬢ライターの篠崎まおと一緒に解説していきます。

ライター/篠崎まお

元キャバクラ嬢の文学部卒ライター。お酒と賑やかな場所が大好き。今回は自身の経験をもとに、わかりやすく解説していく。

違いその1.定義

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どちらも女性とお酒を楽しむお店というイメージがあると思いますが、ラウンジとスナックは異なる点がいくつかあります。まずはそれぞれのお店の定義からみていきましょう。

ラウンジ:女性の隣でお酒を楽しむお店

ラウンジはキャバクラとバーの中間で、気軽に立ち寄ることができるカジュアルなイメージのお店です。男性客の隣に女性スタッフが座り、一緒にお酒を楽しみます。

女性スタッフは「ラウンジ嬢」と呼ばれ、店によってはラウンジ嬢がお酒を提供してくれ、タバコに火をつけてくれるサービスも。一般的には男性スタッフ(黒服)がサービスを行ってくれることが多いため、ラウンジ嬢とはお酒と会話を楽しむというイメージです。

スナック:カウンター越しにママとお酒を楽しむお店

スナックは男性客の隣には座らず、カウンター越しに女性スタッフが接客するお店です。カラオケがあるお店が多く、お酒を飲みながら会話や歌を楽しみます。

スナックには「ママ」がいるので、ママによってお店の雰囲気が異なるのが大きな特徴。「ママ」や「チーママ」のもとで女性が働き、店全体で協力して売り上げを上げているイメージです。地域密着型の個人店が多いため、地元の人が常連として通っています。

キャバクラとの違いは?

キャバクラもラウンジと同じように男性客の隣に座り、女性スタッフ(キャバクラ嬢)とお酒を楽しむお店です。高級感のある店内にはカウンターやソファー席が設置されていて、店内は暗めの落ち着いた雰囲気となっています。

ドレスを身にまとったキャバクラ嬢が接客してくれ、接待などの大事な場面や歓送迎会で使われることが多いです。1時間単位で料金が決まり、指名をしたりボトルを入れたりすると料金が加算されていきます。

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