この記事ではドメインとメールアドレスの違いについてみていきます。どちらもメールを送受信するために必要な情報です。違いはずばりサーバーの配信先であるか、メールボックスの配信先であるということですが、調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなドメインとメールアドレスの違いをメールが送信される仕組みなども説明しつつ、現役エンジニアのライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。

ドメインとメールアドレスの違いの違いとは?

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メールを送信するにはメールのアプリなどで宛先に相手のメールアドレスを入力します。そして、メールアドレスにはドメインが含まていますが、違いはドメインはサーバーの配信先を示すもので、メールアドレスはメールボックスの配信先を示すものということなんです。

今回は、メールアドレスとドメインの違いについて、メールが送信されるまでの仕組みなどもあわせてご紹介していきたいと思いますので参考にしてくださいね。

ドメインとは?

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ドメインとはメールアドレスの「@」より後ろの文字のことを言います。末尾が「.com」や「.jp」となる文字列が多いですね。メールを送信する際に宛先としてメールアドレスを入力しますが、ドメインによってメールが送信されるサーバーが決まります。

それでは、メールを送信した際にどのような仕組みによりサーバーに配信されるのかについて説明していきますよ。

メールが相手先のサーバーまでに送信されるまでの仕組み

メールアプリで本文、件名や宛先を入力して送信ボタンをクリックすると、まずはドメインに紐づいているMXレコードからメールサーバーのIPアドレスをDNSサーバーに確認します。そして、そのIPアドレスからサーバーへメールが送信される流れとなっているんですね。

そのため、ドメインのMXレコードが登録されていない場合はサーバーの配信先がわからないので、メールアドレスが正しいものでも相手先に届かずにエラーが返されてしまいます。

\次のページで「MXレコードとは?」を解説!/

MXレコードとは?

MXレコードとはDNSレコードのひとつでドメインからメールをどのメールサーバーに配信すればいいかを指定するレコードです。そのため、メールを利用するためにはドメインにMXレコードを登録する必要があるんですね。なお、MXレコードはドメインを購入などしたドメインレジストラに登録します。

ただし、インタネットプロバイダーで契約した際にもらうことができるメールアドレスはすでにドメインのMXレコードは登録されているので、何もしなくてもそのままメールを利用することができますよ。

メールアドレスとは?

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メールアドレスは相手の宛先となるメールを受信するために必要な情報です。インターネットプロバイダーで契約した場合にもらえるメールアドレスではドメインはある程度決められたものではありますが、「@」より前の文字列は自身で決めることができます。

ただし、他の人と同じメールアドレスは持つことができないので、記号や数字などを入れて誰も使っていないものにする必要はありますよ。それでは、メールアドレスについて詳しく説明していきますね。

メールアドレスは住所

メールアドレスはメールボックスごとに割り当てられている住所のようなものです。手紙を送るときと同じようにメールアドレスから相手先のメールボックスを特定しメールが送信されます。そのため、メールアドレスが間違っているとメールは送信することができずにエラーのメッセージが返されてしまいますね。

次はメールアドレスを間違って送信した場合の動作についても説明していきたいと思います。

メールアドレスを間違って送信した場合はどうなる?

メールアドレスを間違って送信した場合は「配信不能通知」と呼ばれるエラーメッセージが返されます。なお、メールアドレスのドメイン部分が間違った場合と「@」よりも前の文字列が間違った場合とでは動作が異なるんです。

ドメインを間違った場合は、相手先のサーバーがわからないので、サーバーに届くこともできずに「配信不能通知」が送信者に返されます。また、「@」よりも前の文字列が間違った場合は、ドメインが正しいのでMXレコードから相手先のサーバーへはメールが届きますが、メールボックスが存在しないことで「配信不能通知」が返されてしまうんですね。

\次のページで「メールを送信するとドメインをもとにメールアドレスに配信される」を解説!/

メールを送信するとドメインをもとにメールアドレスに配信される

ドメインはメールアドレスに含まれており、相手先のサーバーに配信するために必要な情報で、メールアドレスはサーバーに届いてからメールボックスに配信するために必要な情報という違いがあるということですね。

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雑学

簡単でわかりやすい!ドメインとメールアドレスの違いとは?メールの仕組みも現役エンジニアのライターが詳しく解説

MXレコードとは?

MXレコードとはDNSレコードのひとつでドメインからメールをどのメールサーバーに配信すればいいかを指定するレコードです。そのため、メールを利用するためにはドメインにMXレコードを登録する必要があるんですね。なお、MXレコードはドメインを購入などしたドメインレジストラに登録します。

ただし、インタネットプロバイダーで契約した際にもらうことができるメールアドレスはすでにドメインのMXレコードは登録されているので、何もしなくてもそのままメールを利用することができますよ。

メールアドレスとは?

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メールアドレスは相手の宛先となるメールを受信するために必要な情報です。インターネットプロバイダーで契約した場合にもらえるメールアドレスではドメインはある程度決められたものではありますが、「@」より前の文字列は自身で決めることができます。

ただし、他の人と同じメールアドレスは持つことができないので、記号や数字などを入れて誰も使っていないものにする必要はありますよ。それでは、メールアドレスについて詳しく説明していきますね。

メールアドレスは住所

メールアドレスはメールボックスごとに割り当てられている住所のようなものです。手紙を送るときと同じようにメールアドレスから相手先のメールボックスを特定しメールが送信されます。そのため、メールアドレスが間違っているとメールは送信することができずにエラーのメッセージが返されてしまいますね。

次はメールアドレスを間違って送信した場合の動作についても説明していきたいと思います。

メールアドレスを間違って送信した場合はどうなる?

メールアドレスを間違って送信した場合は「配信不能通知」と呼ばれるエラーメッセージが返されます。なお、メールアドレスのドメイン部分が間違った場合と「@」よりも前の文字列が間違った場合とでは動作が異なるんです。

ドメインを間違った場合は、相手先のサーバーがわからないので、サーバーに届くこともできずに「配信不能通知」が送信者に返されます。また、「@」よりも前の文字列が間違った場合は、ドメインが正しいのでMXレコードから相手先のサーバーへはメールが届きますが、メールボックスが存在しないことで「配信不能通知」が返されてしまうんですね。

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