
3分でわかる!アサーションとアサーティブの違いとは?アサーション・トレーニングの方法もアサーション・スキル研修経験ライターがわかりやすく解説!
今回はアサーションとアサーティブの違いを、トレーニングの内容も詳しく見ていきながら、アサーション・スキル研修経験のあるライターさやかと一緒に解説していきます。
ライター/さやか
現在4歳の娘を育てながらライターとして活動中。介護職に就いていた当時、アサーション・スキルについての研修を受けたことがある。その内容はその後の人生にも大いに役立っている。
アサーションとアサーティブの違いとは?

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「アサーション」と「アサーティブ」。とても似ている言葉ですよね。コミュニケーションスキルの一つとして、ビジネスシーンなどで耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。では、この2つの言葉の間に違いはあるのか、詳しく見ていきましょう。
臨床心理学的な意味としては同じ
「アサーション」「アサーティブ」は「断言する」「主張する」という意味があります。「アサーティブ・コミュニケーション」は「自分の気持ちや考えをそのまま正直に伝える」という方法のことです。そのためのスキルのことを「アサーション・スキル」と呼ぶこともあります。
これらは臨床心理学に基づいた心理療法の一つとして用いられていますが、現在はビジネスシーンや、日常においても人間関係を円滑に構築していくためのスキルの一つとして、一般にも広まっているようです。
このように、現代社会において「アサーション」と「アサーティブ」は、ほぼ同じ意味合いで用いられていると言っていいでしょう。
英単語としての違い
もちろん、英単語として見ると違いがあります。「アサーション(assertion)」は名詞であり、「アサーティブ(assertive)」は形容詞です。「言い張る」「独断的な」という意味もあります。
このように、コミュニケーションスキルとして「正直に」「そのまま伝える」と言った意味だけではなく、英語ではもう少し強いニュアンスも含まれるようです。
・make an assertion 「主張する、断言する」
・assertiveness「積極性、強情さ、でしゃばり」
監査用語の「アサーション」
また、監査業務において「アサーション」という言葉が使われることもあるようです。この場合は「監査要点」という意味で使われますが、監査要点とは、対象となる事柄・項目などを正しく監査するために目標とする基準を指します。
具体的には「すべて記録されているか?」「適切な価額か?」「正しい期間に計上しているか?」というような基準です。正しいと「断定」するための1つの基準、ボーダーラインという意味が「アサーション」という言葉で表現されているのですね。
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アサーション・トレーニングとは?

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では、アサーション・トレーニングは具体的にどうすれば実践できるのでしょうか?ここでは、内容をシンプルにまとめて紹介しています。意識すれば、すぐに実生活でも取り入れることができますよ。
1.目的
コミュニケーションスキルとしての「アサーション」とは「自分の気持ちを正直に伝え合いながら、お互いに相手の意見も尊重する」ということを表します。それができるようになると、健康的に自己主張し合える良好な人間関係を構築できるようになるので、そのための力を鍛えることがこのトレーニングの目的です。
2.方法
まずは「適切(アサーティブ)・不適切(ノン・アサーティブ)な自己表現方法」があることを知った上で、具体的な伝え方を学び、ロールプレイニングやワークなどを通じて実践し、実践的な方法を理解します。この体験を活かして、その後は実際の人間関係において実践を重ねていくことが大切です。
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