簡単でわかりやすいサマンサタバサとサマンサベガの違い！ターゲット層やコンセプトもファッション好きライターが詳しく解説

ライター／Yuna

現役ママライターでファッション好きのYuna。初めてのサマンサタバサは母からの大学入学祝いのICパスケース。この記事では「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

サマンサタバサとサマンサベガの違いとは？

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サマンサタバサとサマンサベガは、株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドが運営するアパレルブランドです。2つのざっくりとした違いは、前者が大人の女性向けで価格帯も高めな設定なのに対し、後者は若い女性向けで価格は前者の約半額なところ。

公式サイトによるとブランド名の由来は非公開ですが、どちらも輝く女性らしさをテーマにトレンドを掴めるアイテムを生み出し続けています。

違いその1.ターゲット層

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サマンサタバサとサマンサベガ、「名前ぐらいしか違いがわからないくらい似ている」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもそのはず、デビュー以降年月を経てコンセプトが曖昧になった結果、デザインも似通ってしまっていたのです。そこで2019年、2つのブランドはターゲット層の見直しを行いました。

サマンサタバサ：20〜40代の働く女性

サマンサタバサといえば、海外のセレブがバッグや雑貨を掲げている広告を彷彿とさせますよね。過去にはミランダ・カー、ヒルトン姉妹、ビヨンセなどの多数のセレブを広告塔に起用。

そんなサマンサタバサのメインのターゲット層は、働き盛りの20代から40代の女性です。製品の色合いはピンクで可愛らしい色が目立ちますが、実は大人の女性も惹かれるパステルカラーなど優しい色使いのラインナップも豊富に揃っています。

サマンサベガ：10〜20代前半の若年層の女性

一方サマンサベガは、10代から20代前半の若い女性が中心のターゲット層です。2023年3月末、サマンサベガは春の新作ビジュアルにタレントの市川美織さんを起用しました。市川美織さんは1994年生まれでAKB48に在籍、NMB48に移籍しておりSNSでも多くのフォロワーから注目を浴びています。

クラシックさと甘さの異なる要素をあわせ持つサマンサベガ。オフホワイトやピンク、ブラックが基調で優しい色合いの商品展開が多く、チェックなど少女らしい模様もふんだんに使われています。

違いその2.コンセプト

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サマンサタバサとサマンサベガは、ターゲット層とともにコンセプトの刷新も行い2019年に再スタート。「エレガントな大人の女性らしさ」を表現するサマンサタバサと、「CUTEな私も私。COOLな私も私」とうたうサマンサベガ。曖昧になっていたコンセプトの差別化に成功し、自分の好みに合わせてブランドを選べるようになりました。

サマンサタバサ：エレガントで上品なファッション性

サマンサタバサは2019年秋冬シーズン以降、「エレガントでオーセンティックなトラッド路線の大人の女性に向けたブランド」とコンセプトを銘打っています。上品さだけでなく伝統的で信頼があるブランドとしての確立を目指しているんですね。

もともとは可愛らしいデザインで流行の最先端を担ってきたサマンサタバサでしたが、ファンの年齢層が上がるにつれて大人の女性も含めた幅広い年代層向けにコンセプトを刷新した経緯があります。

サマンサベガ：CUTEな私も私 COOLな私も私

サマンサベガもサマンサタバサとの差別化を目的にターゲット層の再定義とコンセプトの刷新が行われました。現在のコンセプトは、「GIRL,Lady It’s me」。その後に「CUTEな私も私。COOLな私も私。今しかないこの時を自分らしく全力で」と続けています。

サマンサベガからの、かわいい私とかっこいい私のどちらも自分自身というメッセージが伝わってきますね。

違いその3.価格帯

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最後に、価格帯の違いについてです。2つのブランドの東京都内の店舗に着目すると、サマンサタバサは高島屋やルミネ、マルイなど大人の女性をターゲットとした価格帯が高めのショッピングモールに店舗を構えています。

一方サマンサベガは、渋谷の109や池袋のパルコなど、若い女性が集まりそうな価格帯も比較的低めのエリアに店舗を構えていることがわかります。商品の素材選びにも、価格帯の違いが現れているようです。

サマンサタバサ：2〜3万円くらい

サマンサタバサは、およそ3万円以内で小物やバッグが揃います。海外生産の商品もありますが、バッグなどは国内生産にこだわり日本の技術が品質を支えているんですよ。しかも、メイド・イン・ジャパンだけがサマンサタバサの強みではありません。世界に通ずる日本発のブランドとして活躍するため、イタリア人デザイナーを起用してグローバルなデザインを生み出し続けています。

サマンサベガ：1万円前半〜1万円後半くらい

サマンサベガは、サマンサタバサと比較して半額ほどの1万円後半までの価格帯が多いです。若年層で学生も含むターゲット層なだけあって商品の単価も安いですね。それを可能にしているのは、バッグを中心に合皮や雑材を使っているから。日本の「KAWAII」文化を起点にガールズポップな商品展開になっているのも特徴です。