簡単に分かる「上告」と「控訴」の違い!一審はどっちで二審以降はどっち!?院卒日本語教師が分かりやすく解説
第一審の判決を不服として、上級裁判所に再審査を求めること。
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「こう-そ【控訴】」
「控訴」は「第一審の判決を不服として、上級裁判所に再審査を求めること」という意味の言葉です。日本は三審制という1つの件について最大3回の裁判が行われる制度を採用していますが、その1回目の裁判(第一審)の判決への不服申し立てのことを「控訴」といいます。
ここで「上告」と「控訴」の違いをおさらいしていきましょう。日本の裁判は三審制で、第一審、第二審、第三審と最大3回1つの件について裁判が行われます。その最初の第一審についての不服申し立ては「控訴」、続く第二審についての不服申し立ては「上告」です。つまり、「上告」と「控訴」の違いはどの段階の裁判での不服申し立てか…ということでしょう。
「上告」と「控訴」の類義語をチェック!
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「上告」や「控訴」には、同じように裁判で使用される類義語があります。そして一部で同じ漢字を使用しているため非常にややこしいです。ここではそのような類義語の「上訴(じょうそ)」「抗告(こうこく)」について見ていきましょう。
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