
3分で簡単にわかる!電力単位のkWとkWhの違いとは?電気代節約のポイントも会社員ライターが詳しく解説

ライター/ちょび
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kWとkWhの違いとは

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電気エネルギーに関する単位であるkW(キロワット)とkWh(キロワット時)は、よく混同されることがあります。しかし、実際にはそれぞれ異なる意味を持つため使い分けが重要です。
kWとは:瞬間的な消費電力量
kW(キロワット)は電気の消費電力を表す単位です。1kWは1000W(ワット)に相当していて電気機器が瞬間的に消費する電力量を表していて、家電製品で例えると「消費電力:1.5kW」とスペック表記があった場合は、その機器が最大で瞬間的に1.5キロワットの電力を消費することを意味します。
電力会社との契約においてもkWの単位が重要な指標です。契約アンペア数(A)は家庭が同時に使用できる電力量を表し、これをkWに換算することで一度に使用できる瞬間的な最大の電力量が見えるでしょう。
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kWhとは:時間あたりの消費電力量
kWh(キロワット時)は時間あたりの消費電力量を表す単位です。1kWhは1キロワットの電力を1時間使った場合の消費電力量を示します。例えば、消費電力が1kWの電気機器を1時間使った場合1kWhの電力が消費されることです。
電気料金の計算においてはkWhが基本単位となり、電力会社は家庭が1ヶ月間に消費したkWh数に基づいて料金を請求します。また、電気機器のエネルギー消費効率を示す際にもkWhが用いられることが多いです。例えば「年間消費電力量:300kWh」と表記されている場合、その機器が1年間で約300キロワット時の電力を消費することが予測されます。
kWとkWhの使用例

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電気エネルギーに関する単位であるkW(キロワット)とkWh(キロワット時)は、それぞれ異なる意味を持ちます。ここでは、それぞれの単位がどのように使われるかについてをみていきましょう。
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