この記事ではゆうパックと普通郵便の違いについてみていきます。どちらも日本郵便が取り扱う配送サービスというイメージがあるよな。最大の違いは何を送るためのサービスかという点ですが、それにともない他にもいろいろ違いがあるみたいです。今回はそんな暮らしには欠かせないサービスの違いを、事務職としてのキャリアがあるれおな=007一緒に解説していきます。
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ライター/れおな=007

会社員として勤務する傍ら執筆活動を続けるWEBライター。事務職としてのキャリアがあり、日常生活に近い切り口からの執筆が得意。わかりやすい表現、独特の切り口を日々研究中。

ゆうパックと普通郵便ってどんなサービス?

日本国内に手紙や荷物を送る際、ゆうパックや普通郵便を使ったことがある方も多いのではないでしょうか。本項ではゆうパックと普通郵便の違いについて、まずは定義を確認しつつざっくりと比較していきましょう。

ゆうパック:日本郵便が取り扱う宅配便サービス

ゆうパックとは日本郵便が取り扱う宅配便サービスのことで、主に日本国内に荷物を送る際に使えるものです。交通困難地域などでなければ国内ほとんど全ての地域に配達ができ、配達日時指定にも対応しています。競合他社にはヤマト運輸や佐川急便などがありますが、送る内容物や使いたいオプションによって使い分けるのがおすすめです。

\次のページで「普通郵便:手紙やはがきを送るサービス」を解説!/

普通郵便:手紙やはがきを送るサービス

普通郵便は日本国内に手紙やはがきを送る際に使えるサービスで、速達や簡易書留といったオプションが付与されていないものと定義されています。切手が貼って料金を前払いし差し出しや配達にポストが使われるという形式が一般的なため、取り扱う規格もそれに準ずるものです。

違いその1.送れるもの

ゆうパックと普通郵便の最大の違いは、送れる内容物です。本項ではそれぞれのサービスにおいて何を送れるのかを詳しく比較していきましょう。

ゆうパック:日用品をはじめさまざまな品目

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ゆうパックで送れるものには、食品や電化製品といった日用品をはじめとするさまざまな品目が該当します。ただし貴重品や冷蔵品などは別途オプション料金が必要で、もちろん生き物や危険物などは送れません。また冷凍は契約した法人のみ利用可能で、個人利用での発送は不可能です。

普通郵便:手紙・はがき・小物

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普通郵便を使うと、手紙やはがきを送れます。加えて郵便局が提示する規格に収まる範囲であれば、文房具などの細かい小物を手紙の体裁で発送するのも可能です。ただしサイズの規格に収まっても現金や貴重品を普通郵便で送るのは違法で、現金書留など別の手段を使う必要があります。

違いその2.発送方法

ゆうパックと普通郵便では発送する方法が違います。本項ではそれぞれを発送する方法について、比較してみていきましょう。

ゆうパック:郵便局などへの持ち込みまたは自宅に集荷依頼

ゆうパックを発送する際は郵便局などに持ち込む、あるいは自宅に集荷依頼をかけるという方法があります。その際にサイズや送り先を確認し、料金が決定するという仕組みです。

一部のコンビニでもゆうパックの集荷はされていますが、チルドや大口などの引き受けはできません。また送り状の種類によっては引き受け不可なものもあるので、あらかじめ店頭やホームページで確認するのが無難です。

普通郵便:ポスト投函または郵便局に持ち込み

普通郵便を発送する方法は、ポスト投函または郵便局への持ち込みです。街中にあるポストに料金の不足なく切手が貼られた郵便物を投函するだけで、宛先まで配達してくれます。もちろん一度に何通も出す場合などは、郵便局の窓口で手続きをしても問題ありません。

違いその3.配達方法

ゆうパックと普通郵便では、発送方法だけではなく配達方法も違います。本項ではそれぞれのサービスにおける配達方法について、詳しく解説していきましょう。

ゆうパック:対面配達がメインだが置き配も可能

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ゆうパックを受け取る場合は対面がメインで、配達員が宛先まで届けるか郵便局で渡すかのいずれかの方法です。配達場所は自宅以外に近くのコンビニを指定するのも可能で、店頭で手続きをすれば簡単に受け取れます。

他にも受取人が荷物を手にするまでの安全性が確保されるケースの場合は、置き配の依頼も可能です。ただしその場合は事前に申請が必要で、郵便局が提示する書式を提出しなければなりません。

普通郵便:ポスト投函がメイン

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普通郵便はポスト投函されることが一般的で、配達の通知がされない上に受領印は不要です。発送する側から郵便局留を指定するのは可能ですが、受け取る側が郵便局に依頼するのはできません。料金不足や郵便局留めを取りに来ないという理由があれば返送されますが、不在再配達は基本的に発生しない仕組みです。

\次のページで「違いその4.料金の決まり方」を解説!/

違いその4.料金の決まり方

ゆうパックと普通郵便には、料金の決まり方にも違いがあります。本項ではそれぞれのサービスにおいてどのように料金が決定されるかについて詳しくみていきましょう。

ゆうパック:サイズと発着地

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ゆうパックの基本料金は、サイズと発着地によって決まります。具体的な方法は日本郵便が提示する規格の区切りの範囲内で収まる3辺、重量のいずれか大きい方をサイズとして扱い、発着する都道府県を示した料金表を使って算出するのです。

また基本の規格に収まらない重量や冷蔵便などは別途オプション料金が必要になりますが、日時指定の配達への料金の加算はありません。

普通郵便:全国一律

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普通郵便の送料は、規格に収まれば全国一律の料金とされています。なぜなら郵便法で取り扱われる郵便には公共性が保たれる必要があり、なるべく安い金額でサービスが提供されるようにと同法で謳われているからです。

第一条(この法律の目的) この法律は、郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく、公平に提供することによつて、公共の福祉を増進することを目的とする。


第三条(郵便に関する料金) 郵便に関する料金は、郵便事業の能率的な経営の下における適正な原価を償い、かつ、適正な利潤を含むものでなければならない。

(参照:郵便法)

ゆうパックは荷物、普通郵便は手紙やはがきを送るサービス

ここまで比較してきた通りゆうパックは荷物、普通郵便は手紙やはがきを送るサービスです。どちらも日本郵便が提供するサービスではありますが、何を送るかによって必然的に両者を使い分けることになります。また送るものが違うのにともなってサービスの体系が異なるので、違いを理解しておくことでスムーズに利用できるでしょう。

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雑学

簡単にわかるゆうパックと普通郵便の違いとは?内容物やサービスも事務職ライターが詳しく解説

この記事ではゆうパックと普通郵便の違いについてみていきます。どちらも日本郵便が取り扱う配送サービスというイメージがあるよな。最大の違いは何を送るためのサービスかという点ですが、それにともない他にもいろいろ違いがあるみたいです。今回はそんな暮らしには欠かせないサービスの違いを、事務職としてのキャリアがあるれおな=007一緒に解説していきます。
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ライター/れおな=007

会社員として勤務する傍ら執筆活動を続けるWEBライター。事務職としてのキャリアがあり、日常生活に近い切り口からの執筆が得意。わかりやすい表現、独特の切り口を日々研究中。

ゆうパックと普通郵便ってどんなサービス?

日本国内に手紙や荷物を送る際、ゆうパックや普通郵便を使ったことがある方も多いのではないでしょうか。本項ではゆうパックと普通郵便の違いについて、まずは定義を確認しつつざっくりと比較していきましょう。

ゆうパック:日本郵便が取り扱う宅配便サービス

ゆうパックとは日本郵便が取り扱う宅配便サービスのことで、主に日本国内に荷物を送る際に使えるものです。交通困難地域などでなければ国内ほとんど全ての地域に配達ができ、配達日時指定にも対応しています。競合他社にはヤマト運輸や佐川急便などがありますが、送る内容物や使いたいオプションによって使い分けるのがおすすめです。

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