3分で簡単にわかる「判事」と「裁判官」の違い!「判事補」との違いや「判事」になる流れもビジネス文書熟練者が詳しく解説!
今回はこの違いについて、言葉の使い方にこだわるビジネス文書熟練者の西風と一緒に解説していきます。
ライター/西風
企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。
「判事」と「裁判官」の違いとは?
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「判事」と「裁判官」は、いずれも裁判を行う官職にある人を表す言葉です。しかし、「判事」と「裁判官」は意味が似ているため、「ドラマや映画などで登場しても正確な役割がわからない」「正しく使い分けができない」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「判事」と「裁判官」の違いについてくわしく説明します。また、「判事補」との違いや、「判事」になるための流れも解説。この記事を読めば、「判事」と「裁判官」の違いについて理解でき、ドラマや映画で「判事」や「裁判官」が登場したときに、正確にその役割が認識できるようになるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
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「判事」は「裁判官」におけるひとつの職名
「判事」とは、後述する「裁判官」におけるひとつの職名です。「判事」は、「裁判官」が1人で携わる単独事件であれば裁判長として裁判をまとめられます。「裁判官」が3人で携わる合議事件であれば、裁判長として裁判をまとめる、または裁判長を支援する役割に就くことが可能です。
「裁判官」は裁判を行う官職の総称
「裁判官」とは、裁判所の構成員として裁判事務を担当する国家公務員です。以下のように、最高裁判所と下級裁判所にわかれた合計6種の職名の総称といえます。
(最高裁判所)
・最高裁判所長官
・最高裁判所判事
(下級裁判所)
・高等裁判所長官
・判事
・判事補
・簡易裁判所判事
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