コーラの誕生
1886年にアメリカ合衆国で「コカ・コーラ」が開発されました。当初は薬として用いられ、水で薄めて提供されていましたが、誤って炭酸水で薄めたところその味が好評を博したといいます。
1898年に「ペプシコーラ」も開発・販売され、コーラが国民的な飲料として広がっていきました。日本には1912年にコカ・コーラが、1958年にペプシコーラが輸入され、1960年代にはコーラブームに発展していきます。
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一般的なコーラとクラフトコーラの違いは4つ
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一般的なコーラとクラフトコーラには違いが4つ存在します。ただし、コーラとクラフトコーラはどちらも様々なフレーバーが開発されており、2つの境目が複雑になっているのも事実。ここでは一般的なコーラとクラフトコーラの傾向を比較し、4点に分けて違いを解説していきます。
1.生産方法
1つ目の違いは生産方法です。一般的なコーラは世界的に大人気の飲み物のため、ほぼ人の手をかけずに工場で大量生産され、膨大な数が出荷・販売されています。それに対し、クラフトコーラは専用工房で1つ1つ手作りされている場合が多く、大量生産のコーラとは真逆の手法です。
2.原材料
2つ目の違いは原材料です。下に一般的なコーラとクラフトコーラの原材料を記載していますので確認してみてください。商品によって原材料は異なるものの、この例で共通する原材料は砂糖しかありません。一般的なコーラが酸味料や香料で独特な味わいを表現しているのに対し、クラフトコーラはさまざまなスパイスや果汁を使用しているのが分かります。
【一般的なコーラの材料(一例)】
糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン
【クラフトコーラの原料(一例)】
コーラシロップ(レモン、ライム、砂糖、シナモン、コラの実、その他香辛料)、レモン果汁
3.味
3つ目の違いは味です。一般的なコーラは、独特のえぐみや苦みを感じさせながらもしっかり甘く、雑味のないすっきりとした味に仕上がっています。
一方のクラフトコーラは様々なスパイスをブレンドすることで複雑な味わいを表現し、商品によっては直感的なおいしさよりも意外性を全面に出したものもある印象です。スパイスがそのまま沈殿し、口に残って後味に苦みを感じることもあります。
4.飲み方
4つ目の違いは飲み方です。一般的なコーラはすぐに飲める状態で販売されているため、ペットボトル・缶・ビンなどからそのまま飲んだり、グラスに移して飲んだりすることが多いでしょう。
一方のクラフトコーラはシロップとして販売されることが多く、炭酸水などで割って飲みます。手間がかかるようにも感じますが、好みの濃度に調整できたり、炭酸水以外の飲み物で割って楽しめたりする点はメリット。一部にはそのまま飲める状態で販売されているクラフトコーラもありますが、全体から見ると少数派です。
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