雑学

3分で簡単にわかる!GNPとGDPの違いとは?GNIとの違いについても会社員ライターが分かりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事ではGNPとGDPの違いについてみていくぞ。どちらも経済ニュースでよく聞く経済指標だな。どちらも似た言葉だが国の経済状況を判断するためには使い分けが必要みたいだな。今回はそんな経済指標のGNPとGDP、さらにGNIとの違いについても会社員ライターとちょびと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ちょび

ビジネス書が大好きな読書家Webライター。FPの資格やAWSの資格を取得し、金融知識やITについての情報を発信している。

GNPとGDPの違いとは?

image by iStockphoto

GNPとGDPはニュースなどでも経済指標としてよく用いられますが、両者は似たような意味合いを持っていますが微妙な違いがあります。それではGNPとGDPの違いについてみていきましょう。

GNP:“国民”総生産

GNPとはGross National Product(国民総生産)の略称です。国民総生産とは、国民が生み出した富の総額を指します。つまり、国民が居住している国内外を問わずに生産した付加価値を集計した指標です。例えば、外国に拠点を持つ日本企業の収益も日本のGNPに含まれます。

GDP:“国内”総生産

GDPとはGross Domestic Product(国内総生産)の略称です。国内総生産とは、ある国内で生産された付加価値の総額を指します。

国内で生産された富のみを集計するため、国内に本拠を置く企業が海外で生産した富はGDPには含まれません。例えば、外資系企業が日本国内で生産した富は日本のGDPに含まれますが、外国に本拠を置く企業が日本国内で生産した富はGDPに含まれないので気をつけましょう。

GNIとの違いはなにか

GNPとGNI(Gross National Income:国民総所得)は表記が似ているため混同されることがあります。GNIは、GNPにおいて生産に関わる税や補助金、そして海外からの受け取りを加えたものです。GNPが国民が生み出した富に着目するのに対して、GNIは国民が得た収入に着目する指標であるといえます。

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GNPは国民が生み出した付加価値の総量で、これは国内・海外で生み出されたものも含まれる。GDPは国内で生み出された付加価値が当てはまり、GDPの場合は海外で生産されたものは含まれないんだな。これはたとえ日本企業の海外拠点だったとしてもGDPには含まれないから気をつけろ。これらのGNPに似たものでGNIがあるが、GNIは国民の所得を指標化したものだ。

\次のページで「GNPとGDPの計算方法」を解説!/

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