3分でわかる出版と上梓の違い!発刊・刊行との違いや対義語も国語教師がくわしく解説!
今回はそんな出版と上梓の違いを、定義から確認しつつ、言葉の専門家である国語教師の源シタゴウと一緒に解説していきます。
ライター/源シタゴウ
大学・大学院で文学研究を専門とし、博士号を取得後、単著を出版している。現在は、国語教師として小論文指導を担当する言葉の専門家。
大まかな出版と上梓の違い
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みなさんは、出版と上梓、どちらをよく耳にするでしょうか。おそらくほとんどの方は出版という言葉のほうが馴染み深いのではないかと思います。まずは、出版と上梓の定義を確認しつつ、どのような違いがあるかについて説明していきましょう。
出版は出版社を通して書物を販売すること
私たちに馴染み深い出版という言葉ですが、書店で販売されている本は基本的に出版物と言えます。例えば、コミケなどで販売される同人誌などは出版物とは言えません。同人誌は作者自身が販売するので出版社を通していないからです。それでは、出版はどのように定義されているか見てみましょう。
印刷術その他の方法によって著作物を文書・図画などとして複製し、発売または頒布すること。版行。印行。刊行。
出典:精選版日本国語大辞典
辞書の定義では、印刷術によって著作物を複製し頒布することとされています。昔であれば版元と呼ばれた現在の出版社が著作者の著作物を複製し、出版していたわけです。
上梓とは出版と同様の意味
上梓(じょうし)とは、著作物を出版することを意味する言葉です。著作者が書いた原稿を出版社が印刷、製本して書籍として出版されることを指します。つまり、上梓も出版も意味的な違いはないと言っていいでしょう。念のために辞書の定義を確認します。
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