今回は「マダコ」と「ミズダコ」の違いについて、雑学好きライターのおおつけと一緒に解説していきます。
ライター/おおつけ
現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。
マダコとミズダコの違い
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日本食には欠かせない食材「タコ」。生でも蒸しても煮ても焼いても美味しい食材として、ご飯のおかずからお酒のおつまみまで大人気の食材です。そんな「タコ」の中でも日本で食べられているのは「マダコ」と「ミズダコ」の2種類。しかし両者の違いがよくわからない人も多いはず。ここでは「マダコ」と「ミズダコ」の違いについて解説していきます。
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マダコは身が堅く絞まっている
「マダコ」は身質が堅く引き締まっています。弾力があり噛み応えのある食感が特徴です。生のままだと硬すぎるので、刺身にする場合も一度蒸してから使用します。アミノ酸が豊富であり、噛めば噛むほど旨味が出てくる食材です。見た目で言えば、腕を含めた大きさは約60cm程度となっています。
ミズダコは水分を多く含み柔らかい
「ミズダコ」は身に水分を多く含んでおり、柔らかい身質が特徴です。そのため生のままでも噛み切れる硬さとなっています。こちらは「マダコ」よりもアミノ酸が少ないため、調味料などで味を染み込ませる調理法が一般的。見た目で言えば、最大で腕を広げると3~5mにもなる大型の「タコ」です。
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