雑学

3分で簡単にわかる「専務」と「常務」の違い!役割や待遇・執行役員との違いもビジネス文書熟練者が詳しく解説!

会社組織にはだいたい「専務」や「常務」といった役職の人がいますね。「専務」「常務」どちらも会社の中で偉い人を表す言葉ですが、その役割や待遇などは違うみたいです。
今回はこの違いについて、言葉の使い方にこだわるビジネス文書熟練者の西風と一緒に解説していきます。

ライター/西風

企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。

「専務」と「常務」の違いとは?

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「専務」と「常務」は、共に会社に所属する人の役職を表す言葉です。しかし、「専務」と「常務」が役職を表す言葉だと知っていても、「それぞれの役割がわからない」「どちらが偉いのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。

本記事を読めば、2つの役職の違いを理解でき、「専務」と「常務」が会社の中でどのような役割を担っているかがわかるでしょう。ぜひ最後まで読んで、会社組織を理解する参考にしてください。

「専務」は会社の経営を管理

「専」は他のことはおいてそれだけに集中する、それひとすじという意味を持つ漢字です。「務」という漢字は、力を尽くして当たるべき仕事や役目、つとめ、つとめるという意味を持ちます。

これら2つの漢字が合わさり成り立つ「専務」は、特定分野の仕事に集中する役職を表す言葉です。ここでいう「専務」が集中する特定分野の仕事とは、一般的には会社の経営を管轄することを表しています。

「常務」は日常的な業務を管理

「常」はいつも、特別でない普通のという意味を持つ漢字です。「務」と合わさり成り立つ「常務」は、日常的に行われる業務を管轄する人を表しています。

「専務」の役割と待遇

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ここから「専務」と「常務」の違いに着目してくわしく見ていきましょう。

「専務」の役割

「専務」は会社の意思決定や方向性の決定に関する業務を管轄します。「専務」は、一般的には「専務取締役」の略称として用いられており、会社法上の取締役に位置づけられている役職です。なお、会社法上に「専務」という位置づけはありません。

「専務」は取締役であるため、経営サイドとして従業員を雇う立場にあります。経営の中でも、「専務」は社長や副社長をサポートする立場にあり、会社経営全体を管轄するのが一般的です。そのため、会社の意思決定や会社の方向性の決定について管轄し、それらが円滑に進めるのが役割といえます。

「専務」は取締役の中でも、もっとも社長や副社長に近い立場で会社経営全般を円滑に進めることを役割として課せられた役職です。そのため、「専務」を会社のブレーンと表現する場合もあります。

「専務」の待遇

「専務」の報酬は、一般的な従業員の給与と異なる役員報酬です。従業員の給与より高額なことがほとんどで、多くの場合年俸として支払われます。そのため、以下のようなデメリットもあることに注意が必要です。

・残業代が支払われない(年俸を12等分した額が毎月固定で支払われるのみ)
・ボーナスが支払われない場合もある(年俸に含まれている場合も)

また、「専務」は従業員ではないため、会社に雇用されている立場にありません。労働基準法の適用対象から外れるため、以下のようなデメリットが発生することも覚えておきましょう。

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