この記事では、「ゴールデンハムスター」と「キンクマハムスター」の違いについてみていきます。ハムスターには色々な品種がいるが、その中でも有名なこの2種類。どのように違いがあるのか、また、ハムスターを飼う時に注意すべきこともハムスター大好きライターりんと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。ハムスターを飼育した経験を活かし、ゴールデンハムスターとキンクマハムスターの違いについてわかりやすく解説していく。

ゴールデンハムスターとキンクマハムスターの違いは?

ゴールデンハムスターとキンクマハムスター、2種類のハムスターの違いとは何なのでしょうか。詳しく解説していきます。

キンクマ:ゴールデンの中でアプリコットの毛色の種類

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キンクマハムスターはゴールデンハムスターを品種改良して生まれた品種です。人工的に品種改良されたため、野生には存在しません。ゴールデンハムスターの中でアプリコットカラーの毛並みをしたハムスターをキンクマハムスターと呼びます。区別されているのは毛並みの色のみで、他の特徴に関してはゴールデンハムスターと違いはありません。

ゴールデン:ゴールデンの中でキンクマ以外の毛色の種類

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ゴールデンハムスターは別名「カラーハムスター」とも呼ばれ、様々な毛並みの色をもつハムスターが存在します。最も有名な色は茶色と白の2色の毛並みの個体ですが、他にも白だけの毛並みの個体や黒の毛並みの個体、長い毛並みの個体など、様々な種類がいるのです。それらを総称してゴールデンハムスターといい、キンクマハムスターもその中の1つに含まれています

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ゴールデンハムスターってどんなハムスター?

キンクマハムスターとゴールデンハムスターの違いがわかったところで、ゴールデンハムスターがどのようなハムスターなのか詳しく解説していきます。

1.ハムスターの中でも比較的大きめの品種

ゴールデンハムスターの体長は18〜19cm、体重はオスが85〜130g、メスが95〜150gです。ハムスターの品種の中でも大きめの部類に入ります。夜行性の動物で、昼間はよく眠っていることが多いです。夜になるとケージ内をガサゴソ動き回ったり滑車を勢いよく回したりと活動的に行動しています。

2.穏やかな性格

個体差もありますが、基本的にはおっとりとしていて穏やかな性格をしており、懐きやすい品種です。飼い始めてすぐの慣れていないうちは臆病で警戒心も強いため、優しく声かけをしたり、手から餌を与えて匂いを覚えさせたりしながら徐々に慣れるよう関わっていく必要があります。

3.寿命は2〜3年

ゴールデンハムスターの寿命は2〜3年と、他の動物に比べると短いです。丁寧に関わりながら育てると最後まで穏やかに過ごせることもありますし、急な病気や怪我で早くに亡くなってしまうこともあります。

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ハムスターを飼う時に注意することは?

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それでは、実際にハムスターを飼う時に注意することは何でしょうか。ポイントごとに詳しく解説していきます。

1.声をかけてそっと触る

ハムスターは臆病な性格です。また、視力が弱いので突然触られると驚いてしまいます。視力が弱い代わりに嗅覚や聴覚が発達しているので、優しく声をかけてこれから触れることを事前に知らせてからそっと触るようにしましょう。

2.飼育環境

ハムスターを飼育するのに適した気温は20〜23度ぐらいです。暑すぎても寒すぎてもハムスターの小さい体には負担になってしまいます。特に冬の寒さは擬似冬眠を促してしまう危険性があり、擬似冬眠をしてしまうとそのまま目を覚さない可能性があるので注意しましょう。

冬はエアコンやペットヒーターを使用することで室内を暖かくしたり、ケージをダンボールや布で囲うことで保温することができます。夏は冷房による温度調整や、保冷剤、凍ったペットボトルなどを使用して涼しく快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。

3.掃除

ハムスターはきれい好きで、縄張り意識が強い動物です。ケージ内を清潔に保つことも大切ですが、掃除のしすぎもハムスターにとってストレスになってしまいます。そのため、毎日の掃除はトイレや床材などおしっこで汚れている部分を取り除いたり食べ残しを捨てる程度にしましょう。おしっこの匂いのついた床材をトイレの中に少し入れてあげると、匂いで場所を覚えやすくなります。

そして2〜3日に1回、うんちが溜まりやすい巣箱の中やケージの隅などを掃除しましょう。滑車や巣箱が汚れていたら拭いてあげると良いですね。

月に1度は衛生のためにもケージや小物を丸洗いしましょう。その時に床材を総入れ替えするのではなく、使っていた床材を少し残しておいてあげると、自分の匂いが次の新しい床材にも残るのでハムスターも安心して過ごすことができます。

4.単独飼育

ハムスターは基本的に1匹で飼いましょう。複数のハムスターを同じケージで飼育することを多頭飼いと言いますが、多頭飼いには2つのリスクがついてきます。それは喧嘩繁殖です。

先に解説したように、ハムスターは縄張り意識の強い生き物なので、同じケージに複数のハムスターを入れると縄張り争いを起こし喧嘩してしまいます。怪我をすればそこから細菌が入り悪化する可能性もありますし、最悪の場合相手を殺すこともあるため、単独飼育が推奨されているのです。

また、ハムスターは繁殖力も強く、一回の出産で4〜17匹の子どもを産みます。妊娠期間も3週間ほどであっという間に増えていくため、基本的には単独飼育、繁殖させるのなら計画的に行っていきましょう。

5.中毒になる食べ物

ハムスターには食べたら中毒を起こす食べ物がたくさん存在します。例えばネギ類、アボカド、じゃがいも、ナスなどです。

基本的にはハムスター専用のペットフードを与えていれば問題ありませんが、もしもそれ以外の野菜や果物を与える場合は必ず食べさせても大丈夫なものか調べてから与えるようにしましょう。万が一中毒を起こす食べ物を食べさせてしまった場合はすぐに病院を受診してください

\次のページで「6.何かおかしい様子があればすぐに病院へ」を解説!/

6.何かおかしい様子があればすぐに病院へ

ハムスターは病気や怪我などしても表に出さず、隠す傾向にあります。そのため、ハムスターの不調に気付いた時にはかなり悪化していた…ということもあるのです。

毎日の餌やりやふれあいの時に必ず健康チェックを行い、何かおかしな様子があればすぐに病院を受診するようにしてください。飼い始めた時に近くの病院を探しておくと、何かあった時に慌てず行けるので安心です。

ゴールデンとキンクマの違いは毛色!

ゴールデンハムスターとキンクマハムスターは、毛色以外は同じ品種のハムスターです。1匹1匹いろいろな表情や性格を見せてくれるので、飼っていてとても楽しく癒されます。飼う際には注意するポイントをしっかり守って飼い主もハムスターも幸せに過ごせると良いですね。

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雑学

3分で簡単にわかる!ゴールデンハムスターとキンクマハムスターの違いとは?ハムスターを飼う時の注意点もハムスター大好きライターが詳しく解説

ゴールデンハムスターってどんなハムスター?

キンクマハムスターとゴールデンハムスターの違いがわかったところで、ゴールデンハムスターがどのようなハムスターなのか詳しく解説していきます。

1.ハムスターの中でも比較的大きめの品種

ゴールデンハムスターの体長は18〜19cm、体重はオスが85〜130g、メスが95〜150gです。ハムスターの品種の中でも大きめの部類に入ります。夜行性の動物で、昼間はよく眠っていることが多いです。夜になるとケージ内をガサゴソ動き回ったり滑車を勢いよく回したりと活動的に行動しています。

2.穏やかな性格

個体差もありますが、基本的にはおっとりとしていて穏やかな性格をしており、懐きやすい品種です。飼い始めてすぐの慣れていないうちは臆病で警戒心も強いため、優しく声かけをしたり、手から餌を与えて匂いを覚えさせたりしながら徐々に慣れるよう関わっていく必要があります。

3.寿命は2〜3年

ゴールデンハムスターの寿命は2〜3年と、他の動物に比べると短いです。丁寧に関わりながら育てると最後まで穏やかに過ごせることもありますし、急な病気や怪我で早くに亡くなってしまうこともあります。

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