
簡単で分かりやすい絶対音感と相対音感の違いは?誰でも訓練すればできる?音楽好きライターが詳しく解説
今回はそんな絶対音感と相対音感の違いを、定義や具体例を確認しつつ音楽好きライターのミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ
おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。幼いころから現在までピアノが好きで、絶対音感を持っている。ピアノの音は階名で聞こえてくる。
絶対音感と相対音感のざっくりした違いは?

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絶対音感と相対音感のざっくりとした違いは、音階のとらえ方です。絶対音感をもつ方は1音だけでも、正確に音程をとらえられます。相対音感をもつ方では規準になる音を聞いて、そこから比較してほかの音を導き出すことができるようです。絶対音感と相対音感を比べると、絶対音感のほうが音を正確にとらえる点では優れているといえます。
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絶対音感と相対音感の違いをもっと詳しく
絶対音感は1つの音だけでどの音なのか分かる、相対音感は基準の音が必要ということが分かりました。2つの違いをそれぞれ比較してみましょう。
違い1.音の聞こえ方
絶対音感と相対音感の違いは音の聞こえ方です。絶対音感があると全ての音が「ドレミ」の音階で聞こえ、楽器など音階のあるものは正確な音が分かります。ドアをノックする音や雨音などの生活音も音階で聞こえますが、人によって程度に差があるようです。私の場合は、楽器の音は正確にとらえられますが、生活音は意識を向けることで音階としてとらえられます。
一方、相対音感は直接「ドレミ」の音で聞こえることはありません。ただ、基準の音さえわかれば正確に音階をとらえることができます。曲を聴いたり歌ったりするだけでも相対音感が役立つようです。
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