
3分でわかる「ついきゅう」の違い!追究・追及・追求の違いを国語教師がくわしく解説!
今回は文章を書く際に間違えやすい「ついきゅう」の違いを、定義から確認しつつ、言葉の専門家である国語教師の源シタゴウと一緒に解説していきます。

ライター/源シタゴウ
国語教師歴20年。主に作文・小論文指導を担当している。現在までに数千人の生徒の文章を添削してきており、文章指導の専門家。
大まかな「ついきゅう」の違い

image by iStockphoto
確認しておくことは、「ついきゅう」には主に追究・追及・追求の3つの言葉があるということです。パソコンで文章を作成する方が多いと思いますが、漢字変換をすると3つ出てきて、どれを選べばいいか困ったことはありませんか。まずはそれぞれの言葉の定義を踏まえつつ、違いを説明していきます。
追究は「きわめる」こと
最初に、追究の意味を辞書で確認しましょう。「究」の漢字が意味を持ってきます。訓読みをすれば「究める」となり、意味は明白なのです。
未知のものや不明の事柄を、どこまでも考え、調べて明らかにしようとすること。「宇宙のなぞを―する」
出典:デジタル大辞泉
追究とは辞書に定義されているように、何かを詳しく調べ、理解しようとすることを意味し、特に、真実や原因を明らかにするために、徹底的な調査や探求をすることを指します。
追及とは「追いつめる」こと
続いて追及について辞書の意味を見ていきます。「及」は及ぶということですね。何が及ぶのか、何を及ぼすのかが意味に関わってきます。
\次のページで「追求とは「追い求める」こと」を解説!/