この記事では内閣官房と内閣府の違いについてみていきます。どちらも内閣という文字が入っているが、明確な違いは目的や立場にあるぞ。実際のところ、仕事が増えすぎて業務範囲の見直しがされたこともあるんです。そんな2つの機関について、内閣とどんな関係にあるのか、なぜ似ているのかも雑学好きのライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

雑学好きの現役ママライターのYuna。子育てをきっかけに、子育て支援を中心に政治に関心を向けるようになった。この記事では「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

内閣官房と内閣府の違いとは?

image by iStockphoto

内閣官房と内閣の違いは、内閣や各省庁などの関係です。内閣官房は、内閣や内閣総理大臣との距離が近く、重要な意思決定にも携わります。内閣府は、内閣と内閣官房の方針によって事務を引き受けたり各省庁が担当できない業務を巻き取ったりするのが仕事です。内閣と密接に繋がっている内閣官房と、内閣官房も含めて支援するのが内閣府です

内閣官房:総理大臣の右腕で補佐

内閣官房は、名前に内閣と付きますが内閣とは別の行政機関です。内閣官房の主な役割は、内閣を補助すること、内閣総理大臣のそばで補佐・支援すること。官房長官をはじめ、政治家や官僚出身の人々が起用され、総理大臣の右腕かつ補佐をするのが使命です。具体的な業務は多岐にわたり、庶務、重要な政策の企画立案、総合調整などを行っています。

内閣府:総理大臣と内閣官房を助ける事務

内閣府も、内閣官房と同じく内閣とは別の機関です。内閣の役割は、総理大臣と内閣官房を支えること、各省庁が対応できない仕事を巻き取ること。内閣府には特命担当大臣が任命され、内閣や政権が変わろうと継続が必要な業務を担当します。具体的な業務は、例えば男女共同参画社会の実現のような国の重要な課題から、防災対策などの国民生活全般のテーマまで幅広いです。

\次のページで「内閣官房と内閣府の目的の違い」を解説!/

内閣官房と内閣府の目的の違い

image by iStockphoto

内閣官房と内閣府は、ともに内閣を支える機関です。しかし、内閣官房は内閣や政権を担う総理大臣と二人三脚の役目に対し、内閣府は内閣と各省庁の間に入り事務処理や調整を行う役目があります。立場はどちらも内閣に近いので混同しやすいですね。

内閣官房:総理大臣の仕事を素早く解決するため

内閣官房は、総理大臣のサポートをする役割があります。例えば内閣官房のトップの官房長官は、総理大臣の女房役、国のNo.2です。総理大臣が外国へ向かう際、官房長官は国内で留守を守ります。総理大臣との結びつきが強いだけに、内閣府のような恒常的な業務よりも、時の内閣や総理大臣の考えや政策に沿った重要なテーマを扱うことが多いです

内閣府:内閣の事務を引き受けるため

内閣府の存在意義は、内閣と内閣官房を事務で支えることです。例えば内閣府の特命担当大臣は任意に設置された限定的なものと、沖縄や北方領土の対策など法律で定められたものの2種類の役目があります。内閣が進める政策は複数の省庁にまたがるので、利害の調整や法律の検討などパイプ役を担うことも多いです。

内閣官房と内閣府が似ている理由は?

image by iStockphoto

2001年、中央省庁改革内閣官房の強化内閣府の創設が行われました。内閣官房と内閣府が混同されやすい理由は大まかに言うと2つあります。1つ目は、両機関ともに内閣の重要な政策に携わること。2つ目に、両機関の間で業務範囲が見直される機会があったことです。

理由その1.どちらも内閣の重要課題を扱うから

内閣官房は総理大臣により近い立場で重要な政策の意思決定にも関わります。一方、内閣府の仕事は内閣と内閣官房で決まった方針に従い具体的な企画の立案や調整です。つまり内閣官房、内閣府の順に動きます。具体的には、内閣官房が内閣とともに重要課題に対する解決策や方向性を決定し、次に内閣府が各省庁と連携し実務の統括を行うのです

\次のページで「理由その2.業務範囲がたびたび見直されているから」を解説!/

理由その2.業務範囲がたびたび見直されているから

内閣官房は1947年に、内閣府は半世紀以上後の2001年に設立されています。内閣府の設立経緯は、当時の橋本内閣が抱えていた縦割り行政、責任の範囲が不明瞭である弊害を解消するためでした。しかし、どちらの機関も業務が肥大化し身動きが取りづらくなる事態に。その後、内閣官房の業務を内閣府が負担し、しばらくして内閣府が各省庁へ業務を渡す改革が行われたのでした。

内閣官房と内閣府は総理大臣を支える機関

内閣官房と内閣府は、官房長官や特命担当大臣を中心に一丸となり内閣を支える機関です。内閣官房は官房長官がトップにいて総理大臣の参謀を務める人たち。内閣府は内閣と省庁の間に入り実務を引き受ける人たち。このように区別して覚えておくとわかりやすいですね。

" /> 簡単でわかりやすい内閣官房と内閣府の違い!目的や似ている理由も雑学ライターが詳しく解説 – Study-Z
雑学

簡単でわかりやすい内閣官房と内閣府の違い!目的や似ている理由も雑学ライターが詳しく解説

この記事では内閣官房と内閣府の違いについてみていきます。どちらも内閣という文字が入っているが、明確な違いは目的や立場にあるぞ。実際のところ、仕事が増えすぎて業務範囲の見直しがされたこともあるんです。そんな2つの機関について、内閣とどんな関係にあるのか、なぜ似ているのかも雑学好きのライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

雑学好きの現役ママライターのYuna。子育てをきっかけに、子育て支援を中心に政治に関心を向けるようになった。この記事では「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

内閣官房と内閣府の違いとは?

image by iStockphoto

内閣官房と内閣の違いは、内閣や各省庁などの関係です。内閣官房は、内閣や内閣総理大臣との距離が近く、重要な意思決定にも携わります。内閣府は、内閣と内閣官房の方針によって事務を引き受けたり各省庁が担当できない業務を巻き取ったりするのが仕事です。内閣と密接に繋がっている内閣官房と、内閣官房も含めて支援するのが内閣府です

内閣官房:総理大臣の右腕で補佐

内閣官房は、名前に内閣と付きますが内閣とは別の行政機関です。内閣官房の主な役割は、内閣を補助すること、内閣総理大臣のそばで補佐・支援すること。官房長官をはじめ、政治家や官僚出身の人々が起用され、総理大臣の右腕かつ補佐をするのが使命です。具体的な業務は多岐にわたり、庶務、重要な政策の企画立案、総合調整などを行っています。

内閣府:総理大臣と内閣官房を助ける事務

内閣府も、内閣官房と同じく内閣とは別の機関です。内閣の役割は、総理大臣と内閣官房を支えること、各省庁が対応できない仕事を巻き取ること。内閣府には特命担当大臣が任命され、内閣や政権が変わろうと継続が必要な業務を担当します。具体的な業務は、例えば男女共同参画社会の実現のような国の重要な課題から、防災対策などの国民生活全般のテーマまで幅広いです。

\次のページで「内閣官房と内閣府の目的の違い」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: