この記事ではグーグルピクセルとアンドロイドの違いについてみていきます。どちらもスマートフォンを指す言葉ですが、前者はスマートフォンの名前で、後者はアンドロイドOSが搭載されたスマートフォンの総称です。今回の記事ではCPUやカメラなど2つの機能の違いについて、グーグルピクセル愛用中のライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

グーグルピクセル愛用中のYuna。はじめてのアンドロイドはピクセル5で2年間使用中。前職の携帯電話販売スタッフの経験を活かし、「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

グーグルピクセルとアンドロイドのざっくりとした違い

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グーグルピクセルを解説するためには、まずアンドロイドのことを知る必要があります。アンドロイドは、グーグル社が開発したOS(オペレーションシステム)の名称です。アンドロイドOSを搭載したスマートフォンのこともアンドロイドと呼ぶのがポイント。アンドロイドは国内外の様々なメーカーが開発しており、グーグルピクセルはグーグルが開発したスマートフォンです。

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違いその1.OSと端末の開発メーカー

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OSは、スマートフォンを問題なく動かすためのシステムです。スマートフォンの外見は様々ですが、OSは端末の内側にあるので見えません。OSはたくさんの種類があり、代表的なものはアップル社のアイオーエスとグーグル社のアンドロイドの2つでしょう。

話を戻して、グーグルピクセルが他のアンドロイドと大きく違う点は、外側の端末(ハードウェア)と内側のOSの両方をグーグル社が開発していることです。

グーグルピクセル:OSと端末の開発メーカーが両方グーグル

グーグルピクセルはグーグル社開発のスマートフォンなので、背面にグーグル社の「G」のロゴが印字されているのが特徴。自社製品だけに、ユーザーから他のアンドロイドより特別に見てもらえるような工夫が凝らされています。例えば、OSの更新を優遇して新機能をいち早く使えることOSの更新を5年間保証する(グーグルピクセル6以降)などが挙げられます。

アンドロイド:OSと端末の開発メーカーが違う

グーグルピクセルを除くアンドロイドは、OSと端末の開発メーカーが異なります。そのため、端末の外見やハードウェアに個性が現れることが多いです。

例えば、グーグルピクセルでは非対応のマイクロSDが利用できたり、テレビやスピーカーなどの開発メーカーの従来の製品の技術を応用してスマートフォンに流用する場合があります。アンドロイドは外見でどのメーカーの製品か判別できる個性豊かなデザインが魅力です。

違いその2.CPU

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CPUとは、スマートフォンやパソコンなどに搭載されているプロセッサ(中央演算処理装置)です。CPUの種類によってコア(演算回路)の数が異なり、コア数が高いほど処理数が増え性能も高いといえます。

アクション性の高いゲームなどをプレイすれば、CPU性能が高いと動作が軽く滑らかな映像になります。グーグルピクセルは、2021年にグーグル社独自のCPUを搭載して話題になりました

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グーグルピクセル:グーグル独自のプロセッサを搭載

グーグルピクセルは、2021年秋以降グーグル社独自のCPU「グーグルテンサー」を搭載するようになりました。「テンサー」をはじめて搭載した「ピクセル6」のCPUパフォーマンスは一つ前のモデルの「ピクセル5」に比べ80%向上。他のアンドロイドにない画像処理、AI機能の動作が可能になりました。

「テンサー」の搭載によって、アンドロイドの中でさらにグーグルピクセルの存在感が増したのではないでしょうか。

アンドロイド:クアルコム社のCPUが多く使われている

多くのアンドロイドは、クアルコム社が提供しているCPU「スナップドラゴン」を採用しています。スナップドラゴンの代表的なラインナップは以下の通りです。

スナップドラゴン8シリーズ(800番台)
高性能で価格も高い

スナップドラゴン6/7シリーズ(600番台/700番台)
コストパフォーマンスに優れる

スナップドラゴン4シリーズ(400番台)
低価格でCPUにこだわらない人向け

スナップドラゴンのCPUは、数字が大きいと性能も高くなります。数字が大きな800番台のシリーズは、スマートフォンでゲームを楽しみたい人におすすめです。普段使いで充分という人は400番台のシリーズを選べば本体価格も抑えられるでしょう。

違いその3.カメラ

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スマートフォンのカメラは、画素数やレンズの数、F値、独自のこだわった機能やモードによって撮れ方が変わります。実際の写真の見え方は家電量販店などで試し撮りするのがわかりやすいでしょう。美しい写真も、色味や影の映り方がメーカーや機種によって違います。グーグルピクセルのカメラはAIを活かした独特の鮮やかさが魅力です。

グーグルピクセル:AIを活かし誰でも簡単に写真が撮れる

グーグルピクセルは、グーグル社のAI技術を活かした鮮やかな写真を撮ることができます。特に、夜景は格別。夜の暗さと街灯や焚き火などの光源のコントラストが非常に美しいです。

さらに特筆すべき点は、プロの写真家が撮ったような写真をAIの処理によって誰でも簡単に撮れること。昼と夜、接写と望遠など真逆の写真を撮る場合も調整は必要ありません。AIが自動で明るさや被写体へのフォーカス、背景のぼかし具合を調整します。

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アンドロイド:メーカーによって写真のこだわりが違う

アンドロイドは、開発元のメーカーによってカメラ機能へのこだわりが異なります。アンドロイドの代表的なメーカーの一例は以下の通り。

国内のメーカー
ソニーの「エクスペリア」、シャープの「アクオス」

海外のメーカー
サムスンの「ギャラクシー」、シャオミの「レドミ」

例えばソニーは、同社の液晶テレビやオーディオ製品の技術を活かした高性能なスマートフォンを提供しており、デジタル一眼レフと遜色ない機能が盛り込まれています。また、海外メーカーのサムスンはアンドロイドの中でも高価格なスマートフォンが多いですが、多機能かつ高性能なカメラで根強い人気があります

グーグルピクセルとアンドロイドは自分好みのスマートフォンが選びたい人におすすめ

グーグルピクセルとアンドロイドは、自分の好みに合わせて選べる豊富なラインナップが魅力です。カメラやゲーム、コストパフォーマンスやバッテリー持ちの良さなどメーカーによってこだわりのスマートフォンを選べるのが嬉しいですね。グーグルピクセルは、写真が好きで新しい機能を使いたい人におすすめですよ。

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雑学

簡単でわかりやすいグーグルピクセルとアンドロイドの違い!CPUやカメラの性能もピクセル愛用中ライターが詳しく解説

この記事ではグーグルピクセルとアンドロイドの違いについてみていきます。どちらもスマートフォンを指す言葉ですが、前者はスマートフォンの名前で、後者はアンドロイドOSが搭載されたスマートフォンの総称です。今回の記事ではCPUやカメラなど2つの機能の違いについて、グーグルピクセル愛用中のライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

グーグルピクセル愛用中のYuna。はじめてのアンドロイドはピクセル5で2年間使用中。前職の携帯電話販売スタッフの経験を活かし、「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

グーグルピクセルとアンドロイドのざっくりとした違い

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グーグルピクセルを解説するためには、まずアンドロイドのことを知る必要があります。アンドロイドは、グーグル社が開発したOS(オペレーションシステム)の名称です。アンドロイドOSを搭載したスマートフォンのこともアンドロイドと呼ぶのがポイント。アンドロイドは国内外の様々なメーカーが開発しており、グーグルピクセルはグーグルが開発したスマートフォンです。

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