3分で簡単にわかる!「古事記」と「日本書紀」の違いとは?内容や歴史も学芸員ライターがわかりやすく解説
編纂したのは誰?
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約4ヶ月で作られた古事記に関わったのは稗田阿礼(ひえだのあれ)と太安万侶(おおのやすまろ)の2人。人数も少ないんですね。元々口伝えで広まっていた話を稗田阿礼が覚え、口承したものを太安万侶が書き留めていったとされています。稗田阿礼の記憶力は強靭ともいえ、一説では女性だったといわれているそうです。
一方日本書紀は川島皇子(かわしまのみこ)らが命じられ、途中天武天皇の死によって作業が一時中断しましたが、舎人親王(とねりしんのう)などによって完成しました。皇族・豪族・官吏の12人が編纂に携わったとされています。
完成した時期は?
古事記は西暦712年に完成しました。第43代元明(げんめい)天皇の時代です。この人は編纂を命じた天武天皇の息子、草壁皇子のお妃様。一方日本書紀はそれから8年後の720年に完成します。第44代元正(げんしょう)天皇の時代です。この人は元明天皇の娘。天武天皇から見て孫にあたります。
「古事記」は天皇家の意義を「日本書紀」は日本の正式な歴史について書かれた
古事記は2人がかりで約4ヶ月で作られました。神話の話が多く物語調で、天皇家の意義をアピールする内容になっています。一方日本書紀は外国に日本という国を認めさせるために書かれたもので、多くの人と時間を使って完成しました。そのため漢文で起こった出来事を年代順に記載しています。どちらも天武天皇によって編成が命じられましたが、それぞれ役割の違う歴史書であることがわかりました。





