3分で簡単にわかる!「古事記」と「日本書紀」の違いとは?内容や歴史も学芸員ライターがわかりやすく解説
「日本」の表記の違い
古事記と日本書紀では大半が日本の国について書かれていますが、その表記が異なります。古事記では昔の日本の呼び方「倭」や「大和」という表記です。一方日本書紀ではタイトル通り「日本」と書かれています。「日本」という言葉が登場したのは、日本書紀が初めてです。
こちらの記事もおすすめ

3分でわかる「にほん」と「にっぽん」の違い!本当はどっちが正しいの?歴史や使い分けも主婦ライターが詳しくわかりやすく解説
古事記は国内向け、日本書紀は外国向けに作られた?
古事記は日本国内向けに、日本書紀は主に中国や東アジア圏の外国向けに書かれたものです。古事記では日本人に向けて天皇家の正当性をアピールしています。そのため、当時の日本語である和化漢文が使われているのです。
一方日本書紀は日本という国の成立を記しています。これは近隣諸国に日本を認めさせるための手段として歴史書を作った背景がありました。そのため中国語である漢文で書かれているのです。
神話時代が多く書かれた古事記
古事記では3巻中1巻、割合として全体の約33%が神話について書かれています。この神話は日本各地でそれぞれ伝えられてきた話がまとめられ、世界の始まりから日本の成り立ちまでが描かれているのです。神話時代から第33代推古天皇まで記載されています。
一方、日本書紀では神話時代は30巻中2巻、割合としては全体の約6%です。第41代持統天皇まで書かれ、朝鮮半島の出来事も多く書かれています。この持統天皇は、編成を命じた天武天皇のお妃様です。
こちらの記事もおすすめ

聡明な女性天皇「推古天皇」の一生を元塾講師が分かりやすく5分でわかりやすく解説
\次のページで「編纂したのは誰?」を解説!/



