この記事では看護師と保健師の違いについてみていこう。看護師も保健師も人々の健康に関係する職業です。看護師の仕事はどんなものかイメージできるが、保健師についてはよくわからないという人も多いのではないでしょうか。今回は、看護師と保健師、それぞれの業務内容や就業場所、助産師との違いについても雑学大好き図書館司書のひろみと一緒に解説していきます。

ライター/ひろみ

図書館司書として勤務18年目の主婦ライター。利用者から寄せられるさまざまな疑問に答えるため、日々尽力している。

看護師と保健師の違い1.必要な資格

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看護師も保健師も国家資格です。どうすればなれるのか、まずは資格取得の方法についてみていきましょう。

看護師:看護師資格

「なりたい職業ランキング」で毎回上位に入っている看護師。憧れる人が多いことがわかりますね。看護師になるには、大学または専門機関で3年以上の教育を受けた上で、国家試験に合格して厚生労働大臣看護師免許を取得することが必要です。毎年およそ6万人が受験し、合格率は90%前後。実際に働く際に必要な知識が身についているかを確認する試験内容になっています。

保健師:看護師資格+保健師資格

保健師の資格を取得するためには看護師資格が必須です。看護師の資格取得後、保健師養成学校に1年間通うことで保健師国家試験の受験資格が得られます。四年制の看護系大学に通えば、看護師と保健師の国家試験を同じ年に受験することが可能。この場合、保健師試験に合格しても看護師試験が不合格であれば、保健師資格は取得できません。

保健師国家試験の受験人数は毎年およそ8000人前後、合格率は約90%です。国家試験に合格後、申請して保健師免許を取得します。

\次のページで「看護師と保健師の違い2.主な業務内容」を解説!/

看護師と保健師の違い2.主な業務内容

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ここでは、看護師と保健師の業務内容についてくわしく説明します。どちらも人々の健康にかかわる仕事ですが、アプローチの方法が違っているのですね。

看護師:診察・治療のサポート、療養時の支援

病気やけがで病院やクリニックに行ったときに対応してくれる看護師。医療がテーマのドラマも数多くあり、身近な職業ですね。業務内容もなんとなく思い浮かぶのではないでしょうか。看護師の主な仕事には、医師の診察・指示による患者の治療の補助や病状の観察があります。患者が入院・療養生活を快適に送るためのさまざまな支援や看護の提供も重要な業務です。

保健師:病気・ケガの予防、健康維持の指導

保健師の仕事は、所属する組織全体の健康を推進すること。組織に属するひとりひとりが健康な生活を送れるように、指導やサポートをしたり相談にのったりします。病気が広がらないように予防すること、環境の改善をはかることも業務のひとつです。

看護師と保健師の違い3.就業場所

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看護師と保健師は業務内容が異なるため、勤務する場所も違います。具体的にはどのようなところで働いているのか確認していきましょう。

看護師:医療機関

大半は大学病院や一般病院、診療所やクリニックなどで働いていますが、介護保険施設で高齢者の生活を支援する看護師もいます。また最近は、医師の指示により利用者宅を訪問して看護サービスを提供する、訪問看護ステーションに所属する看護師も。夜勤の有無や就業時間など、勤務場所によって働き方が違っています。

保健師:行政、一般企業、学校

保健師はどこに勤めるかによって、サポート対象者や業務の内容が大きく違ってきます。主な勤務先は次の3つ。くわしくみていきましょう。

1.行政保健師
公務員として役所や保健所、保健センターで働く保健師を行政保健師といいます。その地域の住民に対して健康指導や医療相談を行うこと、病気の方のサポート以外に社会福祉に関する業務もあることが特徴です。子育てや育児相談、母子の健康管理や高齢者の介護に関するアドバイスは行政保健師特有の業務といえるでしょう。また、公衆衛生の観点から、感染症予防対策やその地域の衛生管理に関する業務も担います。

2.産業保健師
一般企業に就職し、その企業の社員や家族をサポートするのが産業保健師です。定期的な健康診断、生活改善のアドバイスによって、心身ともに健やかに働けるように支援を行います。職場内で発生したけが人、急病人の応急処置や社内の労働環境の改善、社員のメンタルケアも大切な業務です。

3.学校保健師
学校保健師は小学校や中学校、高校、大学など学校の保健室に勤務します。学校内でけが人や急病人が発生した場合の対応、児童や生徒、学生や教職員の健康管理が主な仕事です。思春期特有の人間関係の悩みや不登校・引きこもりなどの相談にのることも。なお、公立の小・中学校で働くためには、養護教諭の免許も必要です。

助産師とは?

ここでは助産師についてみていきましょう。助産師は出産時の介助、出産前後の妊婦の体調管理や育児指導を行います。助産師も国家資格なので、看護師や保健師と同様、国家試験に合格して免許を取得しなければなりません。

助産師も看護師の資格が必須です。看護師資格を取得後、助産師養成学校に1年以上通うことで助産師試験を受験できます。四年制の看護系大学に通えば看護師と助産師の同時受験が可能になること、助産師試験に合格しても看護師試験が不合格なら助産師資格は得られないことは保健師と同じ。助産師の多くは病院やクリニックの産科・産婦人科に勤務します。助産師は女性であることも条件のひとつです。

\次のページで「健康をサポートしてくれる看護師と保健師」を解説!/

健康をサポートしてくれる看護師と保健師

看護師と保健師についてくわしくみてきました。日常生活ではあまり関わることのない保健師の仕事内容が非常に幅広いことがわかりましたね。ケガや病気になったときはもちろん心身の健康を維持するために、国家資格をもった看護師や保健師が私たちをサポートしてくれることは心強いですね。

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簡単でわかりやすい!看護師と保健師の違いとは?仕事内容や就業場所、助産師との違いも雑学大好き図書館司書が詳しく解説

この記事では看護師と保健師の違いについてみていこう。看護師も保健師も人々の健康に関係する職業です。看護師の仕事はどんなものかイメージできるが、保健師についてはよくわからないという人も多いのではないでしょうか。今回は、看護師と保健師、それぞれの業務内容や就業場所、助産師との違いについても雑学大好き図書館司書のひろみと一緒に解説していきます。

ライター/ひろみ

図書館司書として勤務18年目の主婦ライター。利用者から寄せられるさまざまな疑問に答えるため、日々尽力している。

看護師と保健師の違い1.必要な資格

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看護師も保健師も国家資格です。どうすればなれるのか、まずは資格取得の方法についてみていきましょう。

看護師:看護師資格

「なりたい職業ランキング」で毎回上位に入っている看護師。憧れる人が多いことがわかりますね。看護師になるには、大学または専門機関で3年以上の教育を受けた上で、国家試験に合格して厚生労働大臣看護師免許を取得することが必要です。毎年およそ6万人が受験し、合格率は90%前後。実際に働く際に必要な知識が身についているかを確認する試験内容になっています。

保健師:看護師資格+保健師資格

保健師の資格を取得するためには看護師資格が必須です。看護師の資格取得後、保健師養成学校に1年間通うことで保健師国家試験の受験資格が得られます。四年制の看護系大学に通えば、看護師と保健師の国家試験を同じ年に受験することが可能。この場合、保健師試験に合格しても看護師試験が不合格であれば、保健師資格は取得できません。

保健師国家試験の受験人数は毎年およそ8000人前後、合格率は約90%です。国家試験に合格後、申請して保健師免許を取得します。

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