簡単でわかりやすい!ヒストリーとクロニクルの違いとは?そもそも何語なの?語源や使い分けも現役塾講師がわかりやすく解説
ライター/空野きのこ
大学在学中から文学・国文法や教育について本格的に学び、現在は小中学生に勉強を教えている講師。その知識と経験を活かし、言葉の雑学を中心に分かりやすく解説していく。
ヒストリーとクロニクルのざっくりした違い
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まず、はじめに「ヒストリー」と「クロニクル」のおおまかな違いを説明しましょう。一般的には、「ヒストリー」が歴史全般のことを意味するのに対し、「クロニクル」は「年代記」や「編年史」を意味するという違いがあります。「年代記」や「編年史」と言われてもよくわからないという方もいるかと思いますが、それに関しても説明しますのでご安心ください。
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「年代記」や「編年史」って何?
さきほど「クロニクル」は「年代記」や「編年史」のことだと説明しましたが、よく使う言葉ではないので、「年代記」や「編年史」と言われてもピンとこないという方がいても当然でしょう。
そういう方のために、「年代記」や「編年史」というものをざっくり説明すると、歴史において起きた出来事を発生順に年度別で記したもの、つまり年表とその年に起きた出来事の簡単な説明のようなもののことを「年代記」や「編年史」などと言うのです。
ヒストリーとクロニクルってそもそも何語?
今度は、そもそも「ヒストリー」と「クロニクル」は何語なのかについて説明したいと思います。「ヒストリー」は何かと目にする機会のある言葉なので大丈夫かと思いますが、英語の単語であり、つづりは「history」です。一方の「クロニクル」も英語の単語であり、そのつづりは「chronicle」と書きます。
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