「手取り」との違いは?
手取りとは、収入から税金や社会保険料を控除(こうじょ)され、実際に労働者が受け取る金額のこと。所得は収入から必要経費のみを除いた金額になりますが、手取りはさらに税金や社会保険料を除いた金額のことをさしています。
まだまだある給与に関するあれこれ
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給与や所得についてみていくと「源泉徴収」や「賞与」「控除」などの言葉もよく目にすることでしょう。ここから1つずつ確認していきましょう。
源泉徴収:支払者が事前に税金額を国に納付する制度
源泉徴収とは給与や報酬などを支払う企業が、労働者へ給与を支払う前に事前に所得税等の税金の金額を差し引き、国や行政に対して企業が労働者に代わって税金を納付する制度のこと。つまり会社員が支払うべき税金の納付を会社が代わりにやってくれているということです。
賞与:期末や年度末に支払われるボーナス
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賞与とは、定期的に労働者へ支払われる基本給や時間外手当の他に支払われる特別な給料のことをさしています。日本の企業や行政の場合は、基本的に夏と冬の年2回支給されることが多いでしょう。
企業によっては年に1度である場合や年に3回ある場合、または0回の場合もありますね。業績によっても変化してくるものです。企業ごとに導入の有無や回数が違うので確認する必要があるでしょう。
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