
3分で簡単にわかる!「大乗仏教」と「上座部仏教」の違いとは?詳しい特徴を学芸員ライターがわかりやすく解説
ライター/kuroaka
博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。お寺巡りも好きで、最近だと「南無阿弥陀仏」を口から出している空也上人像を拝みに京都まで足を運んだ。
「大乗仏教」と「上座部仏教」の違いとは?

image by iStockphoto
仏教はキリスト教・イスラム教とともに『世界三大宗教』の一つに挙げられます。信仰者は世界中に3億人以上。仏教の中でも「大乗仏教」と「上座部仏教」の2つの宗派があることをご存知でしょうか?また日本で広まっているのはどちらでしょう?
日本人に身近な仏教だからこそ、宗派による違いをしっかり知っておきたいものですね。詳しく解説していきますので、さっそくみていきましょう。
こちらの記事もおすすめ

3分で簡単にわかる「世界三大宗教」!聖地や教派も博識ライターがわかりやすく解説
救済する対象が「他者」か「自分自身」か
「大乗仏教」と「上座部仏教」の大きな違いは『誰を救済の対象としているか』です。「大乗仏教」は『他者の救済』を目的としており、『大衆』に教えを広めようという考え。一方「上座部仏教」は個人で修行し悟りを開くことを目的としており、『自己を救済』するという考えです。
この考えの違いから、「大乗仏教」は誰でも悟りを開くことができるとされていますが、「上座部仏教」は出家して厳しい修行を積んだ者のみ悟りを開くことができるとされています。
\次のページで「「大乗仏教」を詳しく解説」を解説!/