3分でわかる油脂の種類や違い!脂質やエステルって何?雑学好きライターが簡単に分かりやすく解説
その4.ワックス
ワックスとは脂肪酸と炭素数の多い高級アルコールが結合したエステルのことです。油脂とは結合するアルコールが違います。具体的にはホホバオイルや蜜蝋(ハチの巣)などがワックスの一種です。また、単につやを出させるもののことをワックスということもあります。
その5.精油
精油とはエッセンシャルオイルともいわれるもので、名前に「油」と入っているものの油脂とは全くの別物でベタベタすることもありません。植物のエキスを抽出したもので、100%天然ものです。アルコールやオイルで希釈したものはアロマオイルと呼ばれ、エッセンシャルオイルとは分けて使用されます。
その6.樹脂
樹脂も油脂とは全くの別物です。主成分はカルボン酸とエステルとなっています。カルボン酸は脂肪酸ではないため、脂質とは呼べません。木の傷からとれるエキスともいえることから、精油と近い存在でしょう。
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1.食用油脂
言葉の通り、食用にされるあぶらのことを食用油脂といいます。植物性のものから動物性のものまで様々です。石鹸は食用油脂で作られています。
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2.工業用油脂
機械などに使用される油を工業用油脂といい、ミシンオイルやエンジンオイルなどの潤滑油があります。一方、石油や灯油などは「油」とついていますが、油脂とは別物です。
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