今回はクーイングと喃語の違いについて解説していきます。どちらも赤ちゃんが話す言葉っていうのは知ってるか?クーイングも喃語も、言葉の響きから違いを連想するのが難しいよな。結論から言うと、両者は話せるようになる時期が違うんです。この記事ではクーイングと喃語がいつからはじまるのか、具体的な聞こえ方の違いについて現役ママライターのYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

現役ママライターのYuna。わんぱくな愛娘のおかげで培った子育て経験を活かし、「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

クーイングと喃語の違いとは?

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「あーうー」「ばぶばぶ」といったやわらかくてかわいらしい赤ちゃん言葉。1歳になる頃には大人と意思の疎通がとれるように、赤ちゃんの言語能力は段階を踏んで発達していきます。その過程で耳にすることができるクーイングと喃語は、発音の仕方が違うのです

クーイング:母音を伸ばした単音で発する

クーイングは、赤ちゃんが「あー」や「うー」など母音を伸ばして発音します。赤ちゃんが生まれつき習得している泣き声とは違い、優しくてやわらかい響きの声色が特徴です。大人と交流しているときやおもちゃで遊んでいるときなど、赤ちゃんがご機嫌なときに聞かせてくれる声がクーイングと言えるでしょう。

喃語:母音と子音を合わせて発する

一方、喃語は「んまんま」「ばーぶー」など、母音と子音を合わせて発音します。クーイングが上手になった赤ちゃんが次に話せるようになる言葉が喃語です。音の調節と肺の空気の調整によって、出せる音の種類が豊富になります。

クーイングと喃語が現れる時期は?

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クーイングと喃語は、赤ちゃんの個人差もありますが、だいたい生後1〜6か月の間に聞くことができます。大人が赤ちゃんと積極的にコミュニケーションをとっていると、大人の口元をじっと見て真似するようになるのがはじまりです。

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クーイング:生後2〜3か月からはじまる

クーイングは、赤ちゃんが生後2〜3か月が経った頃に話せるようになります。生まれた頃は泣くことでしか感情を表現できなかった赤ちゃん。ある日突然話しかけてくれてびっくりするパパとママは多いはず。赤ちゃんがクーイングをしたら、声を少し高くしながら、おうむ返しをしたりゆっくり返事をしてあげます。赤ちゃんのペースで無理なくコミュニケーションを続けるのが大切です。

喃語:生後5〜6か月からはじまる

喃語は、赤ちゃんが生後5〜6か月が経った頃に話せるようになります。この時期は母乳やミルクが中心の生活から離乳食へ移行するため、舌や顎を積極的に使う機会が増えて口周りの筋力が発達していくのです。それまでは「あー」や「うー」しか話せなかった赤ちゃんが、「だあだあ」「まんま」と言うのでパパママと呼んでくれたと早とちりすることも。

クーイングと喃語の発声方法

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最後に、クーイングと喃語の発声方法の違いについて解説します。結論から言うと、クーイングと喃語は「唇と舌を使っているか否か」で違いを判断できるのです。

クーイング:唇や舌は使わない

クーイングは、唇や舌を使わないで発声するのが特徴です。赤ちゃんが伝えたいことがあってクーイングを話すと思いがちですが、実は赤ちゃんの意思ではなく息を吐くときに声が漏れてしまうのがきっかけのことも。自分の声に驚いた赤ちゃんが、面白がって繰り返すこともあります。

喃語:唇や舌を使う

一方、喃語は唇や舌を使って発声するのが特徴です。「まんま」「ぶーぶ」「ぱーぱ」などの破裂音や濁音を2音以上連続して使えるようになり、クーイングと比べて発音の種類が明確に違うのがわかりますね。さらに、喃語の発達には以下の3つの段階があります。

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1.「まー」「だー」…母音と子音を合わせる
2.「んまんま」「ばあばあ」…2音以上をつなげる
3.「ぶーぶ」「ぱーぱ」…発音がはっきりする

クーイングと喃語の違いは、大きく分けて2つあります。1つ目は、唇や舌を使う発音かどうか。2つ目は、話し始める時期の違い。クーイングを飛ばして喃語から話し始める赤ちゃんもいるため、言語の発達は個人差が大きいといえます。

クーイングと喃語は喜んでいるときに聞かせてくれるサイン

クーイングと喃語は、赤ちゃんの意思で発する意味のない言葉です。しかし、この2つは別名「プレジャーサイン」と呼ばれ、赤ちゃんがご機嫌なときに聞かせてくれる合図という共通点があります。育児は大変ですが、赤ちゃんがにっこり笑っておしゃべりしてくれたら疲れが吹き飛んでいくことでしょう。

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雑学

簡単でわかりやすいクーイングと喃語の違い!いつからはじまる?発声方法も現役ママライターが詳しく解説!

クーイング:生後2〜3か月からはじまる

クーイングは、赤ちゃんが生後2〜3か月が経った頃に話せるようになります。生まれた頃は泣くことでしか感情を表現できなかった赤ちゃん。ある日突然話しかけてくれてびっくりするパパとママは多いはず。赤ちゃんがクーイングをしたら、声を少し高くしながら、おうむ返しをしたりゆっくり返事をしてあげます。赤ちゃんのペースで無理なくコミュニケーションを続けるのが大切です。

喃語:生後5〜6か月からはじまる

喃語は、赤ちゃんが生後5〜6か月が経った頃に話せるようになります。この時期は母乳やミルクが中心の生活から離乳食へ移行するため、舌や顎を積極的に使う機会が増えて口周りの筋力が発達していくのです。それまでは「あー」や「うー」しか話せなかった赤ちゃんが、「だあだあ」「まんま」と言うのでパパママと呼んでくれたと早とちりすることも。

クーイングと喃語の発声方法

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最後に、クーイングと喃語の発声方法の違いについて解説します。結論から言うと、クーイングと喃語は「唇と舌を使っているか否か」で違いを判断できるのです。

クーイング:唇や舌は使わない

クーイングは、唇や舌を使わないで発声するのが特徴です。赤ちゃんが伝えたいことがあってクーイングを話すと思いがちですが、実は赤ちゃんの意思ではなく息を吐くときに声が漏れてしまうのがきっかけのことも。自分の声に驚いた赤ちゃんが、面白がって繰り返すこともあります。

喃語:唇や舌を使う

一方、喃語は唇や舌を使って発声するのが特徴です。「まんま」「ぶーぶ」「ぱーぱ」などの破裂音や濁音を2音以上連続して使えるようになり、クーイングと比べて発音の種類が明確に違うのがわかりますね。さらに、喃語の発達には以下の3つの段階があります。

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