この記事ではレスリングと柔道の違いについてみていきます。どちらもオリンピックに採用されている競技であり有名ですね。違いはずばりルールのようですが、歴史や技が違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなレスリングと柔道の違いを、歴史やルールの特徴から確認しつつ、スポーツ好きライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。趣味はスポーツなど体を動かすこと。

レスリングと柔道の違い

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レスリングと柔道はどちらもオリンピックの競技として全世界で有名なスポーツですね。どちらも相手をつかんで投げるという点では一緒ですが、ルールは全く違うものです。今回は、レスリングと柔道について、歴史やルール、技の違いなどをご紹介していきたいと思いますので参考にしてください。

柔道の特徴

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柔道は日本発祥の武道で、柔道着を着用して相手の襟や袖などを掴んで投げる競技です。学校の授業でやったことがある人も多いのではないでしょうか。また、柔道は体重ごとに階級が分かれています。これは体格差があると試合が公平ではないことや安全を確保するために体重別に階級を分けているんです。柔道の歴史、ルール、技について説明していきますね。

柔道の歴史

柔道は嘉納治五郎が古武道の柔術の様々な流派を研究し、それぞれの良い部分を取り入れた投技、固技、当身技を主体とした武道です。「柔能く剛を制す」という言葉は有名ですよね。明治時代に学校や警察に普及し、第二次世界大戦後には国際柔道連盟(AJJF)の設立や1964年の東京オリンピックで初めて男子の正式種目として採用されるなど世界的に広まっていきました。

なお、女子は1992年バルセロナ大会から正式種目となっていますね。

\次のページで「柔道のルール」を解説!/

柔道のルール

柔道の勝敗は技の美しさや正確さも重要であり「一本」「技あり」という評価により決まります。「一本」は相手を制しつつ背中が畳に付く形で一定の強さと速さで投げを打った場合に評価され、勝負が決まるんです。また、20秒以上相手を抑え込んだ場合や締め技や関節技で降参した場合も「一本」となります。

また、「技あり」は背が畳に付いている、投げの強さ、投げの速さの条件のどれかを満たさなかった場合や10秒以上相手を抑え込んで20秒以上経過しなかった場合の評価です。なお「技あり」を2回取ることで「一本」となり勝負は決まります。

柔道の技

柔道には投げ技固め技があります。投げ技は相手を仰向けに投げる技で手技、腰技、脚技に分かれ、固め技は抑え込み技、締め技、関節技などの寝技です。投げ技と固め技について代表的な技をいくつか紹介したいと思います。

投げ技
一本背負投(いっぽんせおいなげ)
体落(たいおとし)
内股すかし(うちまたすかし)
跳腰(はねごし)
払腰(はらいごし)
小外刈(こそとがり)
小内刈(こうちがり)
大外刈(おおそとがり)
大内刈(おおうちがり)

固め技
肩固(かたがため)
袈裟固(けさがため)
上四方固(かみしほうかため)
逆十字絞(ぎゃくじゅうじじめ)
裸絞(はだかじめ)
片羽絞(かたはじめ)
腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)
腕挫三角固(うでひしぎさんかくがため)

レスリングの特徴

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レスリングはオリンピックの正式競技にもなっている格闘技ですね。レスリングと聞いてプロレスをイメージする人もいると思いますが、プロレスと異なる競技なんです。区別するためにアマチュアレスリングと呼ばれています。ただし、アマチュアレスリングという名称ですがプロレスラーが参加することは禁止されていないですよ。

なお、レスリングは体重と年齢別に階級が分かれています。それでは、レスリングの歴史、ルール、技について説明していきますね。

\次のページで「レスリングの歴史」を解説!/

レスリングの歴史

レスリングの歴史はかなり古く紀元前3000年には既に競技として成立していました。哲学者であるプラトンも優勝経験があるんですよ。なお、男子レスリングは第1回近代オリンピックからルールを変更することなく採用され続けており、女子レスリングは2004年からオリンピックに追加されました。

また、日本では1931年に八田一朗が早稲田大学でレスリング部を創設したのが始まりと言われています。

レスリングのルール

レスリングのルールは相手の両肩を1秒以上マットにつけることで勝敗が決まります。また、技によって1ポイントから4ポイントまでのポイントが加算され、時間切れの場合はポイントによる判定で決まるんです。そして、フリースタイルグレコローマンスタイルの2つのルールがあり、フリースタイルは全身を攻めることができますが、グレコローマンスタイルは腰から下しか攻めることができないという違いがありますよ。

また、グレコローマンスタイルは8ポイント以上、フリースタイルは10ポイント以上の差が付いた時点でテクニカルフォールにより勝敗が決まります。なお、国際ルールでは試合時間は6分です。

レスリングの技

レスリングでは「タックル」「グラウンド技」「ビックポイント技」「フォール技」があります。「タックル」は攻撃の基本となる技、「グラウンド技」は相手を倒して両肩をマットに向ける技、「ビックポイント技」はポイントを3点獲得できる技、「フォール技」は1秒間、相手の両肩をマットに押さえつける技です。

また、「グラウンド技」には回転技というお互いにマットで攻防戦を繰り返す状態で仕掛ける技があります。いくつか代表的な技について紹介していきますね。

レスリングの代表的な技
胴タックル
両脚タックル
片脚タックル
一本背負い
首投げ
腰投げ
ローリング
アンクルホールド

レスリングと柔道はルールが違う

レスリングと柔道は相手を投げるという点や体重ごとに階級があるということは一緒ではありますが、ルールは全く違う競技です。柔道では技の美しさや正確さでポイントをつけますが、レスリングでは技によってポイントが違うなど異なる部分がたくさんあるということですね。

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雑学

簡単でわかりやすい!レスリングと柔道の違いとは?歴史やルールもスポーツ好きライターが詳しく解説

この記事ではレスリングと柔道の違いについてみていきます。どちらもオリンピックに採用されている競技であり有名ですね。違いはずばりルールのようですが、歴史や技が違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなレスリングと柔道の違いを、歴史やルールの特徴から確認しつつ、スポーツ好きライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。趣味はスポーツなど体を動かすこと。

レスリングと柔道の違い

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レスリングと柔道はどちらもオリンピックの競技として全世界で有名なスポーツですね。どちらも相手をつかんで投げるという点では一緒ですが、ルールは全く違うものです。今回は、レスリングと柔道について、歴史やルール、技の違いなどをご紹介していきたいと思いますので参考にしてください。

柔道の特徴

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柔道は日本発祥の武道で、柔道着を着用して相手の襟や袖などを掴んで投げる競技です。学校の授業でやったことがある人も多いのではないでしょうか。また、柔道は体重ごとに階級が分かれています。これは体格差があると試合が公平ではないことや安全を確保するために体重別に階級を分けているんです。柔道の歴史、ルール、技について説明していきますね。

柔道の歴史

柔道は嘉納治五郎が古武道の柔術の様々な流派を研究し、それぞれの良い部分を取り入れた投技、固技、当身技を主体とした武道です。「柔能く剛を制す」という言葉は有名ですよね。明治時代に学校や警察に普及し、第二次世界大戦後には国際柔道連盟(AJJF)の設立や1964年の東京オリンピックで初めて男子の正式種目として採用されるなど世界的に広まっていきました。

なお、女子は1992年バルセロナ大会から正式種目となっていますね。

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