今回はシュラスコとケバブの違いを解説していきます。どちらもおいしい肉料理として知られていて、日本でも専門の料理店がたくさんあるよな。しかしこの2つの料理には大きな違いがある。それはズバリ肉の種類なのですが、どの肉を使っているのでしょうか。今回は肉好きには欠かせない料理の違いを、定義から確認しつつ、料理好きライターの篠崎まおと一緒に解説していきます。

ライター/篠崎まお

漢字と慣用句が好きな文学部卒ライター。趣味はSNSを眺めることと料理。今まで得てきた知識をもとに、わかりやすい情報をお届けする。

違いその1.肉の種類

image by iStockphoto

シュラスコとケバブの大きな違いは肉の種類です。どのような肉を使って調理されているのでしょうか。ここからはそれぞれに使われている肉の種類を解説していきます。

シュラスコ:牛肉・豚肉・鶏肉

シュラスコは様々な種類の肉を食べることができ、代表的な肉としては牛肉や豚肉、鶏肉が挙げられます。またシュラスコにはそれぞれの肉に合った調味料が使用されるため、同じ肉でも味わいに違いが。例えば牛肉には塩や胡椒、豚肉には甘い調味料を使うなど、たくさんの味が楽しめます。

店によっては珍しい肉の種類や部位を提供しているところもあるので、シュラスコは肉好きにはたまらない料理ですね。

ケバブ:羊肉

ケバブは基本的に羊の肉を使用して調理されます。しかし近年では鶏肉や牛肉のケバブも増えていて、ベジタリアン向きの野菜や豆を使用した商品も。本場のトルコでは宗教上豚肉を食べることは禁じられているので、豚肉を使ってケバブが作られることはありません。

違いその2.調理方法

image by iStockphoto

シュラスコとケバブは調理方法にも特徴があります。どのように調理して食べるのでしょうか。ここからは調理方法を詳しく解説していきます。

シュラスコ:炭火でじっくり焼き上げる

大きな串に刺した肉を、炭火でじっくり焼き上げるのがシュラスコの調理方法です。まず塩で味付けした肉を串に刺します。そして炭火でじっくり焼き、肉の表面に塩が溶け出して、香ばしい焼き目がつくまで焼き上げると完成です。焼き上がった肉はトングなどで食べやすい大きさにカットし、盛り付けます。

シュラスコは肉の部位や種類によって焼き時間が異なるため、熟練の料理人が調理することが多いです。

\次のページで「ケバブ:回転させながら焼き上げる」を解説!/

ケバブ:回転させながら焼き上げる

ケバブは肉を切り、スパイスやハーブなどの調味料で味付けをしたあと串に刺して焼きます。野菜や果物を一緒に串に刺すことも。また牛肉と羊肉、のように数種類の肉を串に刺すこともあります。ヒーターなどで取り囲んだ中を回転させながら焼き、焼けた部分を削ぎ落として食べていくのです。

違いその3.発祥地と歴史

image by iStockphoto

シュラスコとケバブはどのようにして生まれて、現代ではどのように食べられているのでしょうか。ここからは発祥地と歴史をみていきます。

シュラスコ:ブラジルが発祥

シュラスコは17世紀ごろから伝わる、ブラジルの伝統料理です。カウボーイたちが牛の塊肉を炙って食べていたことが、シュラスコの始まりといわれています。近年のブラジルでは、シュラスコはお祝い事や親戚での集まりなど、特別な日の料理。バーベキューのように野外で調理して食べるのが一般的だそうです。最近は日本でも知られるようになり、食べ放題の店が増えてきていますね。

ケバブ:トルコが発祥

ケバブはトルコが発祥の料理で、兵士たちが剣に肉を刺して食べていたことが始まりとされています。そのあと鉄串が使われるようになり、今の調理スタイルになりました。近年では世界中の人に人気で、日本でも屋台や移動販売をしているのをよく見かけますね。

\次のページで「違いその4.食べるときのポイント」を解説!/

違いその4.食べるときのポイント

日本でも人気のシュラスコとケバブは、食べるときのポイントがあります。店に行ったときに、食べるときのポイントを知っているとさらに食事が楽しめますよね。詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

シュラスコ:店ではサインを出して意思表示

日本にあるシュラスコ専門店は、食べ放題の店が多く存在します。食べ放題の店では、大きな串を持った店員さんが席を順番に回ってきて、その場で肉をカットして提供してくれるのです。店によって異なりますが席にはカードなどがあり、料理が必要なときは「食べたい」のサイン、お腹がいっぱいなときは「今はいらない」のサインを出すことができます。

ケバブ:ヨーグルトソースがおすすめ

ケバブは大きな串に刺された肉がそのまま提供されることも。食べやすい大きさに切ってから食べるようにしましょう。またケバブはヨーグルトソースがよく合います。爽やかでクリーミーな味わいがケバブの辛さを和らげてくれるのです。他にもレモンを絞って食べるなど、いろいろな食べ方があります。自分好みにアレンジして食べてみてください。

シュラスコとケバブを食べ比べしてみよう!

ここまでシュラスコとケバブの違いをみてきました。大きな違いは肉の種類で、シュラスコは牛肉・豚肉・鶏肉など様々な種類の肉、ケバブは羊肉が使われていることがわかりました。どちらもおいしい肉料理ですので、機会があればぜひ食べ比べてみてください。さらに楽しめるのではないでしょうか。

" /> 簡単でわかりやすい!シュラスコとケバブの違い!肉の種類や発祥地も料理好きライターが詳しく解説 – Study-Z
雑学

簡単でわかりやすい!シュラスコとケバブの違い!肉の種類や発祥地も料理好きライターが詳しく解説

今回はシュラスコとケバブの違いを解説していきます。どちらもおいしい肉料理として知られていて、日本でも専門の料理店がたくさんあるよな。しかしこの2つの料理には大きな違いがある。それはズバリ肉の種類なのですが、どの肉を使っているのでしょうか。今回は肉好きには欠かせない料理の違いを、定義から確認しつつ、料理好きライターの篠崎まおと一緒に解説していきます。

ライター/篠崎まお

漢字と慣用句が好きな文学部卒ライター。趣味はSNSを眺めることと料理。今まで得てきた知識をもとに、わかりやすい情報をお届けする。

違いその1.肉の種類

image by iStockphoto

シュラスコとケバブの大きな違いは肉の種類です。どのような肉を使って調理されているのでしょうか。ここからはそれぞれに使われている肉の種類を解説していきます。

シュラスコ:牛肉・豚肉・鶏肉

シュラスコは様々な種類の肉を食べることができ、代表的な肉としては牛肉や豚肉、鶏肉が挙げられます。またシュラスコにはそれぞれの肉に合った調味料が使用されるため、同じ肉でも味わいに違いが。例えば牛肉には塩や胡椒、豚肉には甘い調味料を使うなど、たくさんの味が楽しめます。

店によっては珍しい肉の種類や部位を提供しているところもあるので、シュラスコは肉好きにはたまらない料理ですね。

ケバブ:羊肉

ケバブは基本的に羊の肉を使用して調理されます。しかし近年では鶏肉や牛肉のケバブも増えていて、ベジタリアン向きの野菜や豆を使用した商品も。本場のトルコでは宗教上豚肉を食べることは禁じられているので、豚肉を使ってケバブが作られることはありません。

違いその2.調理方法

image by iStockphoto

シュラスコとケバブは調理方法にも特徴があります。どのように調理して食べるのでしょうか。ここからは調理方法を詳しく解説していきます。

シュラスコ:炭火でじっくり焼き上げる

大きな串に刺した肉を、炭火でじっくり焼き上げるのがシュラスコの調理方法です。まず塩で味付けした肉を串に刺します。そして炭火でじっくり焼き、肉の表面に塩が溶け出して、香ばしい焼き目がつくまで焼き上げると完成です。焼き上がった肉はトングなどで食べやすい大きさにカットし、盛り付けます。

シュラスコは肉の部位や種類によって焼き時間が異なるため、熟練の料理人が調理することが多いです。

\次のページで「ケバブ:回転させながら焼き上げる」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: