
3.交雑種
交雑種は、ヨーロッパブドウとアメリカブドウを掛け合わせてできた品種の総称です。日本で栽培されているぶどうのほとんどが交雑種で、知名度が高い「巨峰」、「ピオーネ」、「シャインマスカット」、「デラウェア」、「ナガノパープル」などの品種も交雑種にあたります。
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ぶどうの分類方法2:皮の色
2つ目は皮の色によって分類する方法です。皮が黄緑色のものは「白ぶどう」、黒紫色のものは「黒ぶどう」、赤紫色のものは「赤ぶどう」とよばれ、約10,000種類のぶどうはこのどれかに分類されます。
皮の色による分類は、先ほど解説した原種による分類とは別の方法。原種が同じでも皮の色が違う場合もあり、例えばヨーロッパブドウの中にも白ぶどう・黒ぶどう・赤ぶどうがそれぞれ存在します。
1.白ぶどう
皮が黄緑色のぶどうは白ぶどうに分類されます。「マスカット・オブ・アレキサンドリア」、「シャインマスカット」、「シャルドネ」が代表品種です。黄緑色のぶどうと聞いてマスカットをイメージされる方もいるかもしれませんが、マスカットには黒紫色や赤紫色の皮を持つ品種も存在します。そのため、マスカットと白ぶどうはイコールでないことに注意が必要です。
白ぶどうは、黒ぶどう・赤ぶどうに比べて渋みの元になるタンニンの量が少ないため、皮ごと食べても味に違和感はありません。ただし、品種によっては皮が厚くて歯触りが悪いものもあるため、皮ごと食べる場合は皮の薄いマスカット系の品種がおすすめです。
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