今回はカフェラテとカフェオレの違いを紹介していきます。カフェで見かけることが多いが、違いがわからずなんとなく飲んでいる人も多いのではないでしょうか。どちらもコーヒーをベースにしたドリンクで、似たような名前から混同されがちですが実は全く違うドリンクなんです。今回はそんなコーヒー好きには欠かせないドリンクの違いを、定義から確認しつつ、元カフェ店員の篠崎まおと一緒に解説していきます。

ライター/篠崎まお

コーヒー好きの文学部卒ライター。ブラック派で、1日に5杯ほど飲んでいる。今回はそんな経験をもとに、詳しく解説していく。

違いその1.定義と起源

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カフェラテとカフェオレはどちらもコーヒーに牛乳を加えたドリンクですが、定義と起源は異なります。ここからはそれぞれを詳しくみていきましょう。

カフェラテ:エスプレッソとスチームミルク

カフェラテはイタリア発祥のドリンクで、エスプレッソに蒸し牛乳(スチームミルク)を1:4の割合で注いで作ります。蒸し牛乳に泡立てた牛乳(フォームミルク)を注いで仕上げることが多く、混ぜ合わせたときの泡立ちを生かしたきめ細かくて滑らかな口当たりが特徴です。イタリアでは一般的なドリンクで、日本でもカフェでよく見かけますね。

カフェオレ:ドリップコーヒーと牛乳

カフェオレはフランス発祥のドリンクで、ドリップコーヒーに温かい牛乳を半分ずつの割合で注いで作ります。フランス語で「コーヒーとミルク」という意味で、コーヒーの味わいを薄めたマイルドな味わいが特徴です。本場のフランスではハチミツを加えることも多く、栄養価の高いドリンクとして知られています。

違いその2.味わい

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どちらもコーヒーと牛乳を使ったドリンクですが、その味わいには微妙な違いがあります。自分の好みや気分に合わせて選ぶのも楽しいですよね。ここからはそれぞれの味わいについて解説していきます。

\次のページで「カフェラテ:豊かなコクと甘み」を解説!/

カフェラテ:豊かなコクと甘み

カフェラテはエスプレッソの苦味と牛乳のまろやかさが混ざり合って、豊かなコクと甘みがあります。これは牛乳を蒸気で加熱することによって、エスプレッソの風味を引き出す効果があるためです。濃厚な味わいなので、コーヒー好きの人には好かれる傾向にあります。

カフェオレ:口当たりが良く、ほのかな甘み

カフェオレはコーヒーの苦味と牛乳のまろやかさが、バランスよく混ざり合っているドリンクです。コーヒーの味わいが薄まっているため口当たりが良く、ほのかな甘みを感じることができます。牛乳の比率が高くコーヒーの風味が強くないため、甘さを好む人やコーヒーが苦手な人に人気です。

カプチーノとの違いは?

カプチーノはエスプレッソに蒸し牛乳、さらに泡立てた牛乳を加えたドリンクです。1:1:1の割合で混ぜるため、カフェラテと比べるとカプチーノの方がコーヒーの風味を強く感じられます。エスプレッソと牛乳のバランスがよく、まろやかで豊かな味わいが特徴的。そして後味には、牛乳のほんのりとした甘みが残ります。

表面の泡立てた牛乳に、絵を描いてくれるカフェもありますよね。カプチーノは味覚でも視覚でも楽しめるドリンクなのです。

カフェモカとの違いは?

カフェモカはエスプレッソにチョコレート、牛乳を使用したドリンクです。エスプレッソにチョコレートシロップを加え、泡立てた牛乳を注いで作られます。ホイップクリームやココアパウダーをトッピングしてもおいしいですよね。濃厚なエスプレッソの苦味と、チョコレートの甘さがマッチした人気のあるドリンクです。

どのドリンクを選べばいい?

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ここまでカフェラテ・カフェオレ・カプチーノ・カフェモカの違いを見てきましたが、気分に合わせて選ぶにはどれを選べばいいのでしょうか。カロリーやカフェインの量もみながら解説していきます。

砂糖なしで1杯のドリンクを頼んだとき、1番カロリーが低いのはカフェオレです。牛乳が多く使われているドリンクほど、カロリーが高くなるからですね。またカフェインの量はカフェラテやカプチーノが少なく、カフェオレが1番多くなっています。これはエスプレッソより、ドリップコーヒーの方がカフェインが多く含まれているからです。

以下のまとめを見て、ぜひ参考にしてみてください!

\次のページで「気分や好みに合わせて選ぼう!」を解説!/

・カロリーが低いドリンク→カフェオレ
・カフェインが少ないドリンク→カフェラテ・カプチーノ
・カフェインが多いドリンク→カフェオレ
・コーヒーの苦味を感じたい→カフェオレ
・コーヒーの苦味が苦手→カフェラテ・カプチーノ
・デザート感覚で飲みたい→カフェモカ

気分や好みに合わせて選ぼう!

ここまでカフェラテとカフェオレの違いをみてきました。カフェラテはエスプレッソを使用し、カフェオレはドリップコーヒーを使用しているという違いがありましたね。どちらもホット、アイスともに楽しめます。また好みでシロップやシナモンなど加えると、味のバリエーションが広がりおいしくなりますね。気分や好みに合わせて選んでみてください!

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雑学

簡単でわかりやすい!カフェラテとカフェオレの違い!カプチーノとの違いも元カフェ店員ライターが詳しく解説

今回はカフェラテとカフェオレの違いを紹介していきます。カフェで見かけることが多いが、違いがわからずなんとなく飲んでいる人も多いのではないでしょうか。どちらもコーヒーをベースにしたドリンクで、似たような名前から混同されがちですが実は全く違うドリンクなんです。今回はそんなコーヒー好きには欠かせないドリンクの違いを、定義から確認しつつ、元カフェ店員の篠崎まおと一緒に解説していきます。

ライター/篠崎まお

コーヒー好きの文学部卒ライター。ブラック派で、1日に5杯ほど飲んでいる。今回はそんな経験をもとに、詳しく解説していく。

違いその1.定義と起源

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カフェラテとカフェオレはどちらもコーヒーに牛乳を加えたドリンクですが、定義と起源は異なります。ここからはそれぞれを詳しくみていきましょう。

カフェラテ:エスプレッソとスチームミルク

カフェラテはイタリア発祥のドリンクで、エスプレッソに蒸し牛乳(スチームミルク)を1:4の割合で注いで作ります。蒸し牛乳に泡立てた牛乳(フォームミルク)を注いで仕上げることが多く、混ぜ合わせたときの泡立ちを生かしたきめ細かくて滑らかな口当たりが特徴です。イタリアでは一般的なドリンクで、日本でもカフェでよく見かけますね。

カフェオレ:ドリップコーヒーと牛乳

カフェオレはフランス発祥のドリンクで、ドリップコーヒーに温かい牛乳を半分ずつの割合で注いで作ります。フランス語で「コーヒーとミルク」という意味で、コーヒーの味わいを薄めたマイルドな味わいが特徴です。本場のフランスではハチミツを加えることも多く、栄養価の高いドリンクとして知られています。

違いその2.味わい

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どちらもコーヒーと牛乳を使ったドリンクですが、その味わいには微妙な違いがあります。自分の好みや気分に合わせて選ぶのも楽しいですよね。ここからはそれぞれの味わいについて解説していきます。

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