3分で簡単にわかる「既往症」と「持病」の違い!意味や具体例・「既往歴」「病歴」との違いもビジネス文書熟練者が解説!
今回はこの違いについて、言葉の使い方にこだわるビジネス文書熟練者の西風と一緒に解説していきます。
ライター/西風
企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。
「既往症」と「持病」の違いとは?
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「既往症」と「持病」は、共に自身の病気に関する情報です。しかし、「既往症」と「持病」は意味が似ているため、「正確な違いがわからない」「適切に使い分けができない」という人も多いのではないでしょうか。
本記事を読めば、2つの違いを理解でき、適切な場面で「既往症」と「持病」を使い分けられるようになるでしょう。ぜひ最後まで読んで、通院時や保険加入時に聞かれたときの参考にしてください。
「既往症」は過去にかかっていた病気
「既」はすでに・もうという意味を持つ漢字です。「往」という漢字は、過去に行ったり過去のある時期に向かったりするという意味を持ちます。そして「症」は病気または病気の症状という意味を持つ漢字です。これら3つの漢字が合わさり成り立つ「既往症」という言葉は、過去にすでにかかったことがあり、現在では治癒している病気、または病気の症状を表しています。
「持病」は現在かかっている病気
「持」は所有する・抱えるという意味を持つ漢字です。「病」という漢字は、病気や病気の状態という意味を持ちます。この2つの漢字が合わさり成り立つ「持病」は、現在抱えている病気を表す言葉です。
「既往症」の意味
「既往症」を辞書でくわしく調べてみると、以下のような意味だとわかります。
これまでにかかったことのある病気で、現在は治癒しているもの。既往歴。
引用:デジタル大辞泉
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