
3分で簡単にわかる人間ドックと健康診断の違い!目的や検査項目が違う?雑学好きライターが分かりやすく解説
今回は人間ドックと健康診断の違いについて、雑学好きライターのミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ
おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。健康診断は年に1回受けており、内容に疑問をもち調べた経験がある。
人間ドックと健康診断の定義

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人間ドックは、自覚症状のない病気の予防や早期発見を目的とした任意の検査です。幅広い検査項目が設定されていて、希望により内容を選択できます。健康診断は通常「一般健康診断」のことをさし、健康状態を知るために会社などで行う法律で実施が義務付けられた検査のことです。
一般健康診断には、「入社時の健康診断・定期健康診断・特定業務従事者の健康診断・海外派遣労働者の健康診断・給食従業員の検便」の5種類あります。よく私たちが健康診断として使用する多くが「定期健康診断」にあたりますね。一般健康診断以外にも職業によっては、特殊健康診断・じん肺検診・歯科検診も義務付けられます。
人間ドックと健康診断の違い
人間ドックと健康診断は定義から異なり、任意なのか義務なのかという違いがあります。その中でも細かい違いは「検査項目・費用・結果の説明方法」の3つです。それぞれみていきましょう。
違い1.検査項目
人間ドックは任意の検査ですので検査項目は施設によって異なり、自分自身で選択します。健康診断では、基本的には決まった項目で検査を行い、検査自体は半日ほどです。検査の項目は以下の通りとなっています。
1 既往歴及び業務歴の調査
2 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
3 身長(※)、体重、腹囲(※)、視力及び聴力の検査
4 胸部エックス線検査(※) 及び喀痰検査(※)
5 血圧の測定
6 貧血検査(血色素量及び赤血球数)(※)
7 肝機能検査(GOT、GPT、γ―GTP)(※)
8 血中脂質検査(LDLコレステロール,HDLコレステロー
ル、血清トリグリセライド)(※)
9 血糖検査(※)
10 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
11 心電図検査(※)
出典:厚生労働省HP「健康診断を実施しましょう」
多くの方が健康診断で上記の項目を検査したことがあることでしょう。私が健康診断を受ける中で気になったのが、「※」の省略可能な項目です。年齢やBMIによって医師が必要ないと認めたものに関しては省略できるので、実際に私は省略されていました。法律で認められているので問題はないですが、できることなら全部検査してほしいですよね。自分がどんな検査項目が必要なのか、調べておくのもよいでしょう。
人間ドックは多くの場合コースがいくつか設定されていて、どれを選ぶかやオプションで追加して全体の検査項目が決まります。コースによっては日帰りではなく宿泊で検査する場合も。
健康診断の項目に加えて以下の項目が加えられます。
呼吸機能検査/上部消化管エックス検査(バリウム)/上部内視鏡消化内視鏡(胃カメラ)/腹部超音波/便検査/前立腺検査/婦人科検査/C型肝炎
違い2.費用
任意である人間ドックは費用が高額です。内容によって3~10万円程かかります。保険適用外となるので全額自己負担が基本です。
また、健康診断も会社の義務ではありますが、人間ドックと同じく保険適用外となり、病院によって5,000~15,000円程かかります。ただ、人間ドックと違い会社の義務で行う健康診断は、全額会社が負担するべきと決められており、自己負担はありません。
違い3.結果の説明方法

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プランにもよるようですが、医師から直接の検査結果の説明があるのが人間ドックです。結果によってフォローがあるので、その後の対応や健康管理の方法の相談もできます。健康診断は結果が送付されて終わるのがほとんどです。人間ドックも健康診断も再検査や要治療になった場合は、早めに対応することが大切でしょう。
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