さっそくですが「しめ縄」と「しめ飾り」の違いがわかるか?正月に玄関のドアに取り付けるのはどちらだ?意外とわからない者も多いと思う。そこで今回は「しめ縄」と「しめ飾り」の違いについて学芸員ライターkuroakaと一緒に解説していきます。

ライター/kuroaka

博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。好奇心旺盛で、雑学好き。たくさん仕入れた雑学をわかりやすく伝えられるよう日々鍛錬している。

「しめ縄」と「しめ飾り」の違いとは?

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年末が近づくと目にする機会の多い「しめ飾り」。最近だと飾らない家庭も多いですね。では、「しめ縄」と「しめ飾り」の違いはご存知でしょうか?触れる機会の少ないものだからこそ、わからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回はいまさら人に聞けない「しめ縄」と「しめ飾り」について解説していきます。

しめ縄:神聖な場所の結界

「しめ縄」は神聖な場所や結界という意味。神様のいる場所と現世を区別するために張られます。神様がいる印ともされ、厄や災いを払う役割もあるとか。神社の鳥居や家庭の神棚に一年中かけておくものです。取り替え時期については決まりはありませんが、一般的に年末の大掃除のときに取り替えます。

しめ飾り:新年に神様をお迎えする目印

「しめ飾り」はお正月に年神様をお迎えする目印になるものです。年神様とは家々に新年の幸せをもたらしてくれる神様。正月様とも呼ばれます。目印の役割を果たせるよう、しめ飾りは玄関の上など目線よりも高いところに飾るものです。またしめ飾りは「しめ縄」に縁起物などを取り付けて装飾したものとなります。

「しめ縄」を詳しく解説

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しめ縄は神棚や神社の拝殿・鳥居に取り付けるものです。結界として飾られるものですが、どのような思いがこめられているのでしょうか。また、しめ縄の起源についてもみていきましょう。

しめ縄が何を表しているか

一般的な神棚に飾るしめ縄は「ごぼう締め型」もしくは「大根締め型」と言われるものです。左右の太さが違うのが特徴で、右側が太くなるように飾ります。(地域によっては左側が太くなるよう飾る場合も。)この型は『雲・雷・雨』を表現し、五穀豊穣を願っているとされています。

\次のページで「起源は古事記」を解説!/

:しめ縄の本体
:ギザギザの白い紙。「紙垂(しで)」という
:本体から垂れている藁の束(無い場合もある)

起源は古事記

しめ縄の起源は古事記に書かれています。太陽神である天照大神が弟の須佐之男命の悪行に怒り、天岩戸に隠れたため世界が真っ暗になってしまいました。他の神々がなんとか天照大神を天岩戸から連れ出した際、二度と戻れないように天岩戸に張ったものが「しめ縄」の始まりです。このため、しめ縄の『しめ』には「神様の占める場所」という意味があります。

「しめ飾り」を詳しく解説

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「しめ飾り」はお正月に神様の目印となるものでした。では「しめ飾り」にはどのような思いがこめられているのでしょうか。またしめ飾りの悩みどころはいつからいつまで飾ればいいのかという事です。外し忘れると天罰が下ってしまいそうですよね。詳しくみていきましょう。

しめ飾りが何を表しているか

華やかな「しめ飾り」。付いているそれぞれの飾りの意味は以下の通りです。

(だいだい):『代々』子孫が繁栄しますようにという願いが込められている
ゆずり葉:新芽が出てから古い葉が落ちることから、円満な世代交代を表す
裏白(うらじろ):名前の通り裏側が白い葉。裏表のない、清廉潔白を表す
海老:長寿、不老不死を表す
:末広がりで縁起の良さを表す
:『めでたい』を連想する

\次のページで「いつからいつまで飾る?」を解説!/

いつからいつまで飾る?

正月飾り(しめ飾り、門松など)は、12月13日の正月始め以降から飾り始めるもの。12月13日から大掃除を始めていき、12月26日~12月28日の間に飾るのが一般的です。クリスマスが終わると正月飾りに切り替えられ、一気に年の瀬モードになりますね。ただし、12月29日と31日に飾るのは避けましょう。29日は『二重苦』を連想し『苦飾り』と言われ、31日は『一夜飾り』と呼ばれ神様に対して失礼にあたります。

正月飾りの取り外しは一般的に「松の内」と呼ばれる1月7日、もしくは関西では1月15日です。地域によって異なるので、自分の住む所がどちらになるか確認しましょう。

「しめ飾り」は「しめ縄」の一種

「しめ縄」は神様のいる場所と現世を区別するために張られる結界の意味を持ちます。一方「しめ飾り」はしめ縄に縁起物を取り付けて装飾し、お正月に年神様を迎えるための物です。しめ飾りは一般的に12月26日~12月28日に飾り、1月7日もしくは1月15日に取り外します。最近ではモダンなあしらいのしめ飾りも多く作られているので、家の雰囲気を壊さずに飾れますね。

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雑学

3分で簡単にわかる!「しめ縄」と「しめ飾り」の違いとは?意味や飾る時期まで学芸員ライターがわかりやすく解説

さっそくですが「しめ縄」と「しめ飾り」の違いがわかるか?正月に玄関のドアに取り付けるのはどちらだ?意外とわからない者も多いと思う。そこで今回は「しめ縄」と「しめ飾り」の違いについて学芸員ライターkuroakaと一緒に解説していきます。

ライター/kuroaka

博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。好奇心旺盛で、雑学好き。たくさん仕入れた雑学をわかりやすく伝えられるよう日々鍛錬している。

「しめ縄」と「しめ飾り」の違いとは?

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年末が近づくと目にする機会の多い「しめ飾り」。最近だと飾らない家庭も多いですね。では、「しめ縄」と「しめ飾り」の違いはご存知でしょうか?触れる機会の少ないものだからこそ、わからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回はいまさら人に聞けない「しめ縄」と「しめ飾り」について解説していきます。

しめ縄:神聖な場所の結界

「しめ縄」は神聖な場所や結界という意味。神様のいる場所と現世を区別するために張られます。神様がいる印ともされ、厄や災いを払う役割もあるとか。神社の鳥居や家庭の神棚に一年中かけておくものです。取り替え時期については決まりはありませんが、一般的に年末の大掃除のときに取り替えます。

しめ飾り:新年に神様をお迎えする目印

「しめ飾り」はお正月に年神様をお迎えする目印になるものです。年神様とは家々に新年の幸せをもたらしてくれる神様。正月様とも呼ばれます。目印の役割を果たせるよう、しめ飾りは玄関の上など目線よりも高いところに飾るものです。またしめ飾りは「しめ縄」に縁起物などを取り付けて装飾したものとなります。

「しめ縄」を詳しく解説

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しめ縄は神棚や神社の拝殿・鳥居に取り付けるものです。結界として飾られるものですが、どのような思いがこめられているのでしょうか。また、しめ縄の起源についてもみていきましょう。

しめ縄が何を表しているか

一般的な神棚に飾るしめ縄は「ごぼう締め型」もしくは「大根締め型」と言われるものです。左右の太さが違うのが特徴で、右側が太くなるように飾ります。(地域によっては左側が太くなるよう飾る場合も。)この型は『雲・雷・雨』を表現し、五穀豊穣を願っているとされています。

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