3分で簡単にわかる!「神主」と「宮司」の違いとは?意味や他の役職との違いも学芸員ライターがわかりやすく解説
ライター/kuroaka
博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。好奇心旺盛で、雑学好き。たくさん仕入れた雑学をわかりやすく伝えられるよう日々鍛錬している。
「神主」と「宮司」のざっくりした違いは?
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神社に仕える「神主」と「宮司」。どちらが立場が上なのか疑問に思ったことはないでしょうか?神社に足を運ぶことはあっても、そこで働く人達の名前を意識することはあまりありませんね。今回は分かりにくい「神主」と「宮司」の違いについて解説していきます。これを読めば神社に行った時に豆知識として周りに披露できますよ。
神主:神社に仕える者全般
神主は「かんぬし」と読みます。神社に仕える者を総称する言葉です。しかし「神主」は正式名称ではありません。お寺で言う住職や僧侶を「お坊さん」と呼ぶのと同じことで、神社に仕える者を正式名称で言うと「神職(しんしょく)」となります。
宮司:神社の最高責任者
宮司は「ぐうじ」と読みます。神社の最高責任者を務める者のことで、各神社に1人しかいません。神社を会社で例えると「宮司」が社長で、「神職」は社員です。日本全国には約8万の神社がありますが、宮司の数は約1万人と言われています。つまり、宮司は複数の神社に兼任で仕えているのが一般的です。
神主・宮司の違いのまとめ
ここで神主と宮司の違いをまとめてみましょう。
・神主(かんぬし):神社に仕える者の総称で、職業名
・宮司(ぐうじ):神社における最高責任者で、役職名
日本にある神社のほとんどが中小規模で、仕える神職1人のみの所が多いのが現実です。そのため、各神社にいる唯一の神職が「宮司」と言うことになります。そして宮司は複数の神社を兼任していることがほとんど。無人の神社は皆さんの周りにも多くあるかと思いますが、このような背景があったのです。
神社の役職ランク
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日本では宮司1人のみの中小規模の神社がほとんどですが、規模が大きな神社にはたくさんの神職が仕えています。そして、会社のように様々な役職があるのです。どのような役職があるかみてみましょう。大きく4つのランクがあり、カッコ内は一般的な会社でどの役職にあたるかを書いています。
1.宮司(ぐうじ):神社における最高責任者。(社長)
2.権宮司(ごんぐうじ):宮司の次の責任者で、宮司の補佐役。(副社長)
3.禰宜(ねぎ):宮司、権宮司の補佐を行い、現場のとりまとめを行う。(常務、課長)
4.権禰宜(ごんねぎ):神社における一般職員(社員)
神社は大きく5種類
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神社に仕える者の区別が分かったところで、神社そのものにもいくつか種類があることをご存じですか?「〇〇神宮」や「〇〇大社」と言えばイメージしやすいかもしれません。こちらもややこしいので、これを機会に違いを押さえておきましょう。
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