3分でわかる著者と作者の違い!筆者や稿者との違いも現役高校教師ライターがわかりやすく解説!
作者とは?
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作者は主に芸術作品全般の作り手を指す言葉です。ですので作家という言葉も小説家などの文章を書き表す人だけを意味するわけではありません。しかし、作者や作家というと文章の書き手に限定して考えがちですよね。ただ、彫刻家や画家なども作者に分類されますし、作家と言っても映像作家、音楽作家という言葉もありますから、文章のみにあてはまる言葉ではありません。
作者はクリエイター
作者とは今風に言うとクリエイターです。クリエイターが創造的な仕事をしている人全般を指し示すように、作者とは、文字通り物を作り出す者、と言えます。作るは新しいものを生み出す意味の創るに通じますよね。
作者と筆者の違い
作者とたまに間違われる言葉に筆者があります。例えば、小説の作者なのか筆者なのか、エッセイの作者なのか筆者なのか。はたまた雑誌などでよく目にするコラムニストはどっちでしょうか?わかっているようでいまいちピンとこないですよね。
これにも明確な違いがあります。その違いとは、作者は芸術作品を作る人で、筆者は文章を書いている人もしくは書いた人を表すという違いです。ですので、エッセイやコラムを書く人は筆者だと言えます。
著者は書籍を書いた人で、作者は芸術作品を作ったクリエイターを指す
著者は基本的に出版された書物(書籍)を書いた人、つまり著者を意味し、作家は文章に限らず芸術作品全般の作り手を示すことがわかりましたね。
稿者という言葉が本になっていない文章の書き手、筆者は文章を書く人ということも合わせて説明してきました。稿者と筆者の意味は重なる部分が多いことがわかりますよね。そういう場合はどちらも使用できるのです。ですが、作者の代わりに筆者を使うことはできませんので、気をつけましょう。






