簡単でわかりやすい!システムイメージと回復ドライブの違いとは?特徴や利用手順も現役エンジニアが詳しく解説
今回はそんなシステムイメージと回復ドライブの違いを、特徴や利用手順から確認しつつ、現役エンジニアのライターvnobと一緒に解説していきます。
ライター/vnob
現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。
システムイメージと回復ドライブの違いとは?
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パソコンでデータをバックアップする方法として、システムイメージと回復ドライブがありますね。システムイメージと回復ドライブの違いは、バックアップするデータとバックアップの保存先です。今回は、システムイメージと回復ドライブの特徴やバックアップされるデータなどから違いについてご紹介していきたいと思います。
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システムイメージの特徴
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システムイメージはパソコンのハードドライブやシステムドライブのバックアップとして利用します。バックアップを取っておくことでパソコンやハードディスクに問題が発生した場合にデータを復元することができるんです。システムイメージについて、バックアップの保存先やどのようなデータをバックアップすることができるかについてや作成する手順など説明していきます。
システムイメージのバックアップとは?
システムイメージは、WindowsOSやインストールしたアプリケーションなどすべてのシステムドライブのデータをバックアップすることができますね。もし問題が発生した場合でも、OSを再インストールすることもなく、システムイメージを利用しインストールしたアプリケーションなどのデータも元通りに復元することができるんです。
なお、バックアップの保存先は、内蔵ハードディスク、外付けハードディスク、DVDやBDなどのメディア、ネットワークの場所などを指定することができますよ。また、複数のシステムイメージを保持することができ、内蔵ハードディスクや外付けハードディスクに保存する場合は、空き容量が無くなると過去のシステムイメージから削除されるようになっています。
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システムイメージは何を復元できる?
システムイメージでは、WindowsOS、システム設定やドライブ構成、インストールされているアプリケーション、ハードディスクに保存したファイルなどパソコン全体のデータを復元することができます。
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システムイメージの手順
システムイメージを作成する手順については以下の流れとなります。外付けハードディスクやDVDなどのメディアなど保存先をご用意したうえで実施してください。
システムイメージの作成手順
1.コントロールパネルを開きます。
2.表示方法を「大きいアイコン」として「バックアップと復元」をクリックします。
3.左メニューの「システムイメージの作成」をクリックします。
4.バックアップの保存先を「ハードディスク上」「1つ以上のDVD上」「ネットワークの場所上」から選択し、「次へ」をクリックします。
5.「どのドライブをバックアップに含めますか?」と表示されたら、システムイメージに含めたいドライブがある場合は、対象のドライブを選択し「次へ」をクリックします。
6.「バックアップの開始」をクリックします。
7.「システム修復ディスクを作成しますか?」と表示されたら、任意で「はい」か「いいえ」を選択します。
8.「バックアップは正常に完了しました」と表示されたら「閉じる」をクリックし完了です。
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