
3分で簡単にわかる!「厄除け」と「厄払い」の違いとは?「厄落とし」「厄年」の意味も学芸員ライターがわかりやすく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/kuroaka
博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。好奇心旺盛で、雑学好き。たくさん仕入れた雑学をわかりやすく伝えられるよう日々鍛錬している。
「厄除け」「厄払い」「厄落とし」の違いは?

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厄年が近づくと「厄除けに行かなきゃいけないのかな。でもお寺と神社どっちに行けばいいんだろう…」と、そわそわする人もいるのではないでしょうか?今回はそんな疑問を解決する「厄除け」「厄払い」「厄落とし」について解説していきます。これを読めばどういう時に厄除けに行けばいいか分かってきますよ。
厄除け:これから起きる厄災を予防する
厄除けは「厄災が自分に寄ってこないように、あらかじめ祈祷をして防いでもらう」ものです。特徴は悪いことや災いが近寄ってこないように行う予防的な意味を持っていること。祈祷を受ける場所は主にお寺です。しかし、神社で受けることもあります。祈祷の内容は、護摩木という薪を使って煩悩を焼きつくす「護摩祈祷」が中心です。
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厄払い:すでに身についてしまった厄災を取り除く
厄払いは、「すでに自分の身についてしまった厄を祈祷によって取り払うもの」です。祈祷の後、吉に転じ次の段階に進むための通過儀礼の面もあります。悪いことや不幸なことが連続している時に受ける他、新車を購入した時に安全祈願で受けることも。また、子どもの初詣や七五三も厄払いの一種です。祈祷を受ける場所は神社となります。
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