
3分で簡単にわかる!日商簿記と全商簿記の違いとは?全経簿記との違いもFPが詳しく解説!

ライター/ちょび
ビジネス書が大好きな読書家Webライター。FPの資格やAWSの資格を取得し、金融知識やITについての情報を発信している。
日商簿記と全商簿記の違いとは?

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日商簿記と全商簿記は、両方とも簿記に関する資格ですが、その内容や学習する範囲が異なります。では、日商簿記と全商簿記がどのように違うのか見ていきましょう。
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日商簿記:実務向けの資格
日商簿記は、日本商工会議所が主催する資格試験です。ビジネスにおける簿記実務能力を認定することを目的としており、企業において簿記を扱う仕事をする人にとっては非常に重要な資格となっています。
日商簿記の知識には税務申告や決算書作成などの実務的な内容が多いので、日商簿記を学習すると現場ですぐに活用できるスキルが身につくというのが特徴です。
全商簿記:学校教育の一環
全商簿記は、商業高校などでの簿記教育において卒業・修了の資格として認められる資格です。日商簿記と比べると基礎的な内容を中心に、学校教育の一環として取得することがあります。
全商簿記の分野には実務的な内容も含まれてくるので、簿記について幅広く学びたいという方にもおすすめです。また、実務的な内容を含むので就職後に経理の即戦力になり得ます。
全経簿記との違いは?
日商簿記と全商簿記に似た名前で、全経簿記というものがあります。全経簿記は、全国経理教育振興協会が主催する資格試験です。日商簿記や全商簿記と比較すると、試験内容がより高度な内容が中心であり、企業の財務諸表や税務申告に関する知識が求められる問題が多くあります。
しかし全商簿記の試験では、実務的な問題が少なく、理論的な内容が多いというのが特徴です。全経簿記は、日商簿記や全商簿記を経験して、さらに簿記に関する高度な知識を身につけたいという方におすすめの資格になります。
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