雑学

3分で簡単にわかる!平均値と中央値の違いとは?定義や使い分けもデータ分析系大学生が詳しく解説

よぉ、桜木健二だ。今回は「平均値」と「中央値」の違いについて取り扱っていくぞ。

「平均値」と「中央値」、どちらも真ん中の値を知るためにあるデータの指標だ。似たような特徴のため、混同してしまったり片方の値だけでいいのではないかと思ったりしている者も多くいるだろう。だが、データの分布に偏りがあるとき、平均値と中央値は異なった値を算出するんだ。この理由を知っているか知っていないかでデータの見え方は変わったものになる。

そこで今回は、データの分析の基礎とも言える「平均値」と「中央値」の違いをデータ分析を専門とする学部に在籍している現役大学生のショーと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ショー

データ分析を専門に学ぶ学部に在籍している大学生。小説投稿の経験を活かし、分かりやすく、簡単に理解できる記事を届ける。

平均値と中央値の違いとは?

image by iStockphoto

データ分析の基礎的な評価基準として用いられる平均値と中央値。どちらも真ん中の値を知るための数値ですが、特徴は大きく異なります。平均値と中央値の違いは、データの分布(グラフの形)に左右されるかどうかです。まずは「平均値」と「中央値」、それぞれの定義について見ていきましょう。

平均値:データの合計÷データの個数

平均値は、データの合計÷データの個数で求まる数値です。例を挙げて説明します。

クラスに3人の生徒がいました。テストの点数は、それぞれ50点、70点、90点です。このときの平均値を求めなさい。

データの合計は50+70+90=210、データの個数は3。計算式より、平均値は210÷3=70となりますね。このように、データの合計をデータの個数で割ることでテストの点数の平均を出せるのが平均値です。平らに均(なら)すイメージを持つとよいでしょう。

中央値:データの真ん中の位置にある値

中央値は、真ん中の位置にある値のことです。先ほどの例を用いて説明していきます。

\次のページで「例題から見る平均値と中央値の使い分け」を解説!/

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