この記事では和菓子と洋菓子の違いについてみていきます。日本の伝統的なお菓子である「和菓子」と、外国で発展した「洋菓子」。あんこや生クリームなど、なんとなく違いは分かるが、具体的な違いも気になるな。一番大きな違いは原材料で、見た目や作り方が違うらしいのです。詳しく見ていこう。
今回は和菓子と洋菓子の違いについて、食べることが大好きな栄養士のミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。和菓子、特にあんこが好き。お気に入りは饅頭やどら焼き。

和菓子と洋菓子の3つの違い

和菓子と洋菓子の根本的な違いは、ルーツです。和菓子は日本の伝統的なお菓子であるのに対して、洋菓子は古代エジプトや古代ローマで作られたパンやクッキーのようなものが始まりと言われています。この2つの具体的な違いは、「原料・見た目・作り方」の3つです。詳しく見ていきましょう。

違い1.基本の材料

和菓子と洋菓子の1番大きな違いは「原料」です。和菓子は日本で古くから栽培されている、豆や麦、米に加えて水を使用します。一方、洋菓子は小麦・卵・バターを合わせて使用することが多いです。2つを比べてみると、和菓子は植物性の材料をメインに、洋菓子は小麦に加えて動物性の材料も合わせて使われていることが多いでしょう。

原料が違うことで、洋菓子と和菓子の栄養も全く違います。豆や米を使用することの多い和菓子は、糖質が高めです。また、植物性由来のため、食物繊維は多く含まれています。洋菓子は脂質の多いバターをふんだんに使用するため、カロリーが高めです。

違い2.見た目

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和菓子は四季を感じるものが多くあります。桜餅やおはぎなど季節やイベントに合わせたものも多く、和菓子で季節を感じることもできるでしょう。また、手のひらに乗るサイズのものや丸い形のものが多いです。

洋菓子はフルーツや生クリーム、チョコレートなど見た目から華やかなものが多くあります。サイズはケーキなどの大きい物から、クッキーのように小さいものまで様々です。

違い3.作り方

和菓子はひとつひとつ作るものが多く、出来上がりは手のひらサイズのコロンとしたものがほとんどです。煮る・練る・蒸すなどの工程が多く、ほとんどが手作業となっています。和菓子の代表である練り切りは、まさに煮る・練るなどの作業で作られ、手のひらサイズとなっていますね。

また、洋菓子はまとめて用意してから分けるものが多いです。作業はオーブンやミキサーなどの家電を使って作られるものが多くあります。和菓子も洋菓子も手の込んだ作業や細かい作業が多い点は、同じです。

和菓子と洋菓子の種類

和菓子や洋菓子の違いが分かったところで、具体的にどんなお菓子があるのか比べてみましょう。

和菓子
練り切り/お団子/おはぎ/たい焼き/どら焼き/大福/饅頭/最中/ようかん/せんべい/求肥/らくがん/わらび餅/カステラ

洋菓子
ケーキ/クッキー/ビスケット/パイ/アイスクリーム/タルト/ワッフル/プリン/チョコレート/キャンディ

\次のページで「和菓子と洋菓子の選び方」を解説!/

和菓子と洋菓子の選び方

和菓子も洋菓子もどちらも普段の生活で、疲れたときやほっと一息したいときなど取り入れてほしいですが、場面によった選び方の例を見てみましょう。

ダイエット中なら和菓子

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ダイエット中に甘いものが食べたくなった時は、和菓子がおすすめです。植物性の原料を多く使用する和菓子は、食物繊維が豊富で脂質が抑えられたものが多くあります。ようかんやわらび餅など、小麦や餅を使用していないものは低カロリーで特におすすめです。

洋菓子にはバターや小麦が使用され高脂質で高カロリーなものが多くなっています。洋菓子はダイエットには不向きですが、どうしても食べたいときは早めの時間に食べてしっかり動くようにするなど工夫してみてください。

手土産には洋菓子

不特定多数の方への手土産に選ぶなら、洋菓子の中でも焼き菓子がおすすめです。賞味期限が短めの和菓子は、多くの人向けには向いていません。賞味期限が長く、万人に好かれる焼き菓子がよいでしょう。和菓子を選ぶ場合は、相手の好みが把握できている場合や期限が長めの物を選ぶことに注意してみてください。

和菓子と洋菓子のコラボも人気

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近年よく見かけるのが、和菓子と洋菓子のコラボです。和菓子にチョコレートや生クリームを使用したり、ケーキにあんこを使用したりコラボ商品も人気のようですね。和菓子のさっぱりした甘さの中にチョコや生クリームの濃厚さが良いのかもしれません。

和菓子や洋菓子でほっと一息してみよう

和菓子と洋菓子の違いは「原料・見た目・作り方」にあることが分かりました。和菓子は敷居が高く感じ、おしゃれなイメージが少ないなどの理由から和菓子を食べる方が少なくなっているようです。和菓子好きの私としては値段も洋菓子と変わらず、脂質も低いのでぜひ日々の生活で取り入れてほしいと思います。和菓子や洋菓子でほっと一息ついてみませんか?

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和菓子と洋菓子の違いは原材料にあり!選び方や人気のコラボも食べるの大好き栄養士ライターが簡単に分かりやすく解説

この記事では和菓子と洋菓子の違いについてみていきます。日本の伝統的なお菓子である「和菓子」と、外国で発展した「洋菓子」。あんこや生クリームなど、なんとなく違いは分かるが、具体的な違いも気になるな。一番大きな違いは原材料で、見た目や作り方が違うらしいのです。詳しく見ていこう。
今回は和菓子と洋菓子の違いについて、食べることが大好きな栄養士のミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。和菓子、特にあんこが好き。お気に入りは饅頭やどら焼き。

和菓子と洋菓子の3つの違い

和菓子と洋菓子の根本的な違いは、ルーツです。和菓子は日本の伝統的なお菓子であるのに対して、洋菓子は古代エジプトや古代ローマで作られたパンやクッキーのようなものが始まりと言われています。この2つの具体的な違いは、「原料・見た目・作り方」の3つです。詳しく見ていきましょう。

違い1.基本の材料

和菓子と洋菓子の1番大きな違いは「原料」です。和菓子は日本で古くから栽培されている、豆や麦、米に加えて水を使用します。一方、洋菓子は小麦・卵・バターを合わせて使用することが多いです。2つを比べてみると、和菓子は植物性の材料をメインに、洋菓子は小麦に加えて動物性の材料も合わせて使われていることが多いでしょう。

原料が違うことで、洋菓子と和菓子の栄養も全く違います。豆や米を使用することの多い和菓子は、糖質が高めです。また、植物性由来のため、食物繊維は多く含まれています。洋菓子は脂質の多いバターをふんだんに使用するため、カロリーが高めです。

違い2.見た目

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和菓子は四季を感じるものが多くあります。桜餅やおはぎなど季節やイベントに合わせたものも多く、和菓子で季節を感じることもできるでしょう。また、手のひらに乗るサイズのものや丸い形のものが多いです。

洋菓子はフルーツや生クリーム、チョコレートなど見た目から華やかなものが多くあります。サイズはケーキなどの大きい物から、クッキーのように小さいものまで様々です。

違い3.作り方

和菓子はひとつひとつ作るものが多く、出来上がりは手のひらサイズのコロンとしたものがほとんどです。煮る・練る・蒸すなどの工程が多く、ほとんどが手作業となっています。和菓子の代表である練り切りは、まさに煮る・練るなどの作業で作られ、手のひらサイズとなっていますね。

また、洋菓子はまとめて用意してから分けるものが多いです。作業はオーブンやミキサーなどの家電を使って作られるものが多くあります。和菓子も洋菓子も手の込んだ作業や細かい作業が多い点は、同じです。

和菓子と洋菓子の種類

和菓子や洋菓子の違いが分かったところで、具体的にどんなお菓子があるのか比べてみましょう。

和菓子
練り切り/お団子/おはぎ/たい焼き/どら焼き/大福/饅頭/最中/ようかん/せんべい/求肥/らくがん/わらび餅/カステラ

洋菓子
ケーキ/クッキー/ビスケット/パイ/アイスクリーム/タルト/ワッフル/プリン/チョコレート/キャンディ

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