雑学

アスコルビン酸とビタミンCの違いは?体に嬉しい3つの効果も栄養士ライターが簡単に分かりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事ではアスコルビン酸とビタミンCの違いについてみていくぞ。ビタミンCのサプリメントなどを見るとアスコルビン酸と書いてあるな。2つの違いはほぼなく、アスコルビン酸とビタミンCは基本的に同じものと考えて良いみたいだ。なぜ違う言い方があるのかに加え、アスコルビン酸の効果についてもみていこう。
今回はアスコルビン酸とビタミンCについて、食べることが大好きな栄養士のミサキと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ミサキ

おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。好きな果物は、ビタミンCたっぷりで心にも体にもおいしいイチゴ。

アスコルビン酸とビタミンCは同じ

image by iStockphoto

アスコルビン酸とビタミンCは基本的に同じものと考えてよいでしょう。細かくいうと、L-アスコルビン酸のことをビタミンCといいます。サプリメントや健康食品にアスコルビン酸という表記があれば、ビタミンCが摂れると思って間違いないです。

アスコルビン酸とビタミンCは同一だと思ってよいということですね。同じなのになぜ呼び方が違うのかというと、「ビタミン」という総称にあります。人体の機能を保つために摂取が必要な有機化合物を、まとめて「ビタミン」と呼んでいるからです。発見した順番にアルファベット順に名づけられました。

それぞれビタミン○○という一般的な呼び方と、アスコルビン酸のようにビタミンそのものの名前の2通りの呼び方があることがほとんどです。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

ビタミンを発見したものからにアルファベット順につけたのに、ビタミンFやGなど欠番しているところもあるよな。その部分は後々ビタミンB群として扱われることになったりそもそもビタミンの仲間でなかったりしたため、現在も欠番のままになっているらしいぞ。

L-アスコルビン酸とD-アスコルビン酸の違い

L-アスコルビン酸の立体異性体がD-アスコルビン酸で、エリソルビン酸です。簡単にいうと、エリソルビン酸は構造がビタミンCと酷似していますがビタミンCの働きはせず、ビタミンCを保護する働きがあります。酸化防止剤としてのみ食品に使用できるのが、エリソルビン酸です。一方、L-アスコルビン酸は酸化防止剤だけでなく栄養強化として使用することができます。

\次のページで「ビタミンCの3つの効果」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: