アスコルビン酸とビタミンCの違いは?体に嬉しい3つの効果も栄養士ライターが簡単に分かりやすく解説
今回はアスコルビン酸とビタミンCについて、食べることが大好きな栄養士のミサキと一緒に解説していきます。
ライター/ミサキ
おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。好きな果物は、ビタミンCたっぷりで心にも体にもおいしいイチゴ。
アスコルビン酸とビタミンCは同じ
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アスコルビン酸とビタミンCは基本的に同じものと考えてよいでしょう。細かくいうと、L-アスコルビン酸のことをビタミンCといいます。サプリメントや健康食品にアスコルビン酸という表記があれば、ビタミンCが摂れると思って間違いないです。
アスコルビン酸とビタミンCは同一だと思ってよいということですね。同じなのになぜ呼び方が違うのかというと、「ビタミン」という総称にあります。人体の機能を保つために摂取が必要な有機化合物を、まとめて「ビタミン」と呼んでいるからです。発見した順番にアルファベット順に名づけられました。
それぞれビタミン○○という一般的な呼び方と、アスコルビン酸のようにビタミンそのものの名前の2通りの呼び方があることがほとんどです。
L-アスコルビン酸とD-アスコルビン酸の違い
L-アスコルビン酸の立体異性体がD-アスコルビン酸で、エリソルビン酸です。簡単にいうと、エリソルビン酸は構造がビタミンCと酷似していますがビタミンCの働きはせず、ビタミンCを保護する働きがあります。酸化防止剤としてのみ食品に使用できるのが、エリソルビン酸です。一方、L-アスコルビン酸は酸化防止剤だけでなく栄養強化として使用することができます。
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