雑学

簡単で分かりやすい「自首」と「出頭」の違い!自首すると罪は軽くなる?元塾講師が詳しく解説!

よぉ、桜木建二だ。刑事ドラマなどでよく耳にする「自首」と「出頭」。どんな場面で「自首」するのか、またどんな場面で「出頭」するのか、区別は出来ているか?自首すると罪が軽くなるようだが、出頭しても罪は変わらないのか。元塾講師のyêuthuquáと一緒に詳しく解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/yêuthuquá

海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。

「自首」と「出頭」の違い

image by iStockphoto

刑事ドラマでよく耳にする「自首」と「出頭」ですが、どのような違いがあるのでしょうか。まずは、基本的な違いについてみていきます。

「自首」:被疑者の特定なし

「自首」とは、まだ犯罪が起こったことが発覚していない、または犯人(被疑者)が誰なのかわからない状況で、犯人が警察などの捜査機関に出向いて、自らの犯行を認めることを言います。つまり、犯罪事実や犯人(被疑者)が分からない状況のときに使う言葉です。

「出頭」:被疑者の特定あり

一方、「出頭」とは、犯罪がすでに発覚し、さらに犯人(被疑者)が誰なのかわかっているときに、その犯人(被疑者)が警察などの捜査機関に出向くことを言います。つまり、犯人(被疑者)が分かった時点で、警察などに「自首」することはできず「出頭」することしかできません。なお、犯人ではありませんが、重要参考人などのように捜査機関に追われている場合も「出頭」を使います。

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犯罪の事実がない、犯人(被疑者)が誰か特定できていない場合に「自首」、犯人(被疑者)が特定されている場合に「出頭」を使うということだな。犯人特定の有無がこの二つの言葉の違いだ。

罪は軽くなるの?

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「自首」と「出頭」で量刑に差があるのでしょうか。その違いについてみていきましょう。

\次のページで「「自首」をもっと詳しく」を解説!/

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