
簡単で分かりやすい「自首」と「出頭」の違い!自首すると罪は軽くなる?元塾講師が詳しく解説!


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/yêuthuquá
海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。
「自首」:被疑者の特定なし
「自首」とは、まだ犯罪が起こったことが発覚していない、または犯人(被疑者)が誰なのかわからない状況で、犯人が警察などの捜査機関に出向いて、自らの犯行を認めることを言います。つまり、犯罪事実や犯人(被疑者)が分からない状況のときに使う言葉です。
「出頭」:被疑者の特定あり
一方、「出頭」とは、犯罪がすでに発覚し、さらに犯人(被疑者)が誰なのかわかっているときに、その犯人(被疑者)が警察などの捜査機関に出向くことを言います。つまり、犯人(被疑者)が分かった時点で、警察などに「自首」することはできず「出頭」することしかできません。なお、犯人ではありませんが、重要参考人などのように捜査機関に追われている場合も「出頭」を使います。

犯罪の事実がない、犯人(被疑者)が誰か特定できていない場合に「自首」、犯人(被疑者)が特定されている場合に「出頭」を使うということだな。犯人特定の有無がこの二つの言葉の違いだ。
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