雑学

簡単で分かりやすい「食糧」と「食料」の違い!意味や使い方を元塾講師が詳しく解説!

よぉ、桜木建二だ。この記事では「食糧」と「食料」の違いを見ていくぞ。「食料」はよく目にすると思うが「食糧」との違いを意識しながら使ったことはあるか?「食糧危機」なのか「食料危機」なのか、など意味の違いが分かれば使い方も見えてくるはずだ。それぞれの意味や使い方を元塾講師のyêuthuquáと一緒に解説していくことにしよう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/yêuthuquá

海外在住。現在の仕事を始める前は教育関係の仕事に従事。国内外を問わず身につけた知識や経験をもとにわかりやすくお届けする。

「食糧」と「食料」の違い

image by iStockphoto

まずは「食糧」と「食料」、どちらも「しょくりょう」と読みますが、意味の違いは何でしょうか。何を指しているのかを確認していきます。

「食糧」:主食となるもの

「食糧」とは米や麦など主食となる穀物を指しています。この「糧」という漢字は「蓄える」「携帯する」という意味ですが、昔から米を貯蔵庫に蓄えてたり、おにぎりにして持ち歩いたりしているのは皆さんもご存じですよね。このように「食糧」は穀物のような主食となる食べ物を指しているのです。米や麦以外ではパン・トウモロコシ・イモ類も含まれます。

「食料」:食べ物全般

「食料」は食べ物全般を指す言葉で、主食を含む肉や魚、野菜、果物など私たちが食用として口にする主食以外の食べ物も含んでいます。「料」という漢字には「あることのために使う」という意味があり、「食料」=「食べるために使う」となりますので、食べる物全般を指すのですね。

ちなみに現在ではほぼ使われることはありませんが、「食事の料金」=「食料」の意味で明治時代の小説などでは使われていたようです。

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「食糧」は主食、「食料」は主食だけでなく食べ物全般を表しているということだ。使われている漢字の意味も理解できるとその違いがもっとみえてくるだろう。

「食糧」と「食料」はどんな時に使われる?

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では「食糧」と「食料」の使い分けはどうなっているのでしょうか。例を挙げながら見ていきます。

\次のページで「「食糧」の使い方」を解説!/

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