3分で簡単にわかる!相対評価と絶対評価の違いとは?定義やメリット・デメリットもIT系大学生が詳しく解説!
デメリットも大学入試の例から考えてみましょう。評価する側(大学側)は、定員など何人に対してどう評価するのかを決めておく必要があります。その結果、優秀であるのにも関わらず、上位に入れなかった人に通常より悪い評価を下してしまう可能性があるのです。
評価される側(学生側)は入りたい大学があるのにも関わらず、さらに優秀な人がいるせいで希望する大学に入学できなくなります。このように、相対評価は他人と比較する評価方法であるため、評価が他人に左右されるのです。
絶対評価のメリット・デメリット
絶対評価は「得点」で判断する評価方法でしたね。絶対評価も、メリット・デメリットが存在します。評価する側、される側から考えてみましょう。
絶対評価のメリット
評価する側のメリットは、求めているレベルを明確に伝えられるという点です。一定の水準にあれば良いという場合や求めるレベルがはっきりしている場合、絶対評価は有効な評価方法となります。点数ならば、60点以上なら良いなど、どのレベルなら良いかが明確に伝えられますよね。
評価される側のメリットは、求められるレベルに自分がたどりつければ必ず評価されるという点です。相対評価と異なり、明確に求められるレベルが決められています。したがって、評価される側はそのレベルに達すれば、必ず評価をされるのです。
業績を評価する例から考えてみましょう。評価する側は、月5件の案件を取ってくれば合格ラインとすると提示する。そうすれば、評価される側は月5件を確保すれば良いと分かりますね。このように、明確な基準を設けられると、評価される側は努力量が分かり、評価する側は努力してほしい量を明確に提示できるのです。
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